2021.12.24
「バッグのコバ(革の断面)の塗料が剥がれてきた…これって瞬間接着剤で貼っても平気かな?」
「気づいたら、持ち手の コバ塗料 がひび割れていた!市販の塗料でどうにかなる?」
このようにバッグのコバ部分のトラブルについて、「なんとなく自分でも対処できそうな感じがするな…」と迷っていませんか?
このコンテンツでは「バッグのコバ塗料剥がれやひび割れの修理はプロへ依頼すべき3つの理由」を紹介しています。
「なぜ自分で対処すべきではないのか?」
「自宅で作業する際のリスクは何か?」
こういった疑問を無くすための内容となっています。
また、
・持ち手や本体など、バッグのパーツ別Before/After
・修理専門店での料金紹介
など、「実際に修理へ出す前に知っておくと得する情報」も併せて発信しています。
30年以上の歴を持つ職人が中心となって修理を行う我々リペアスタジオREFINEが発信する「バッグのコバ修理についての正確な情報」を読めば、あなたの「バッグのコバについての悩み」が消えるはずです。
是非最後までご覧ください!
目次
1. バッグのコバ修理をプロに頼むべき理由3つ
コバにトラブルが起こったバッグの修理をプロに依頼すべき理由は、以下の3つです。
・自宅でコバ塗料の色やツヤを再現するのは難しいから
・コバ塗料が塗りたい部分以外についてしまうと取れなくなるから
・塗る前に最適な処理をしないと、すぐに再発してしまうから
それぞれについて詳しく見ていきましょう!
1-1. 自宅でコバ塗料の色やツヤ感を再現するのは難しいから
自宅で元のコバ塗料の色やツヤを再現するのは、とても難しい作業になります。
コバに塗る塗料は市販されていますが、それがあなたのバッグに合うかどうかはわかりませんよね。
ブラックやダークブラウンなど暗い色なら応急処置的になじむかもしれません。
しかし、複数の色から構成されたパープルやベージュは少しでも色味が異なると、塗った部分だけ色が浮いた仕上がりになってしまいます。
また、自分で色を作ろうと思っても1色作る為に複数の塗料を購入する必要がありますし、思った通りの色を作り出すための労力がかかります。
さらに、コバの仕上がりを左右する重要な要素「ツヤ感」を自宅で再現するのは大変でしょう。
コバによってツヤ感は異なり、ぴかっと光っているコバもあれば、マットな質感のコバもあります。
プロであれば、今までの経験と知識から再現に必要な塗料の「種類」や「配合」を判断することができますが…自宅でその判断を行うのは難しいでしょう。
つまり、色やツヤ感を元のコバにしっかりなじむ仕上がりにするには「複数の塗料」や「経験に基づいた技術」が必要なので、自宅での作業はおすすめしません。
1-2. コバ塗料が塗りたい部分以外についてしまうと取れなくなるから
コバ塗料がバッグの表側や内側についてしまうと、自宅では綺麗に取ることができません。
革の表面についても、アルコールなどで拭けば綺麗に落ちるんじゃないの?
そう思っていませんか?
実は、コバ塗料を落とすためには、専用の薬品が必要なのです。
専用の薬品以外で無理にコバ塗料を取り除こうとすると、革の色が落ちてしまったり傷が入ってしまうことも…。
そうなると追加で「色を足す修理(補色)」や「染め直し」などの修理をしなければいけなくなり、余計な出費がかさみます。
つまり自宅で作業すると、革表面へコバ塗料がついてしまうリスクがあり、そうなると追加で修理をしなければならなくなるので、自分でコバ塗料を塗ることはおすすめしません。
1-3. 塗る前に最適な処理をしないと、綺麗に仕上がらず、すぐに再発してしまうから
コバを自宅で塗った場合、下処理方法が適切でないと、汚い仕上がりになりすぐに剥がれてしまうかもしれません。
剥がれた/ひび割れたコバに塗料を塗る前には、しっかり下処理をする必要があります。
それは、不調が出た部分にただ重ね塗りするだけでは定着が弱く、すぐに剥がれてきてしまうからです。
また、下処理にはコバの見た目を美しく仕上げる役割もあります。
削ったり下地剤を塗ったりしてコバを綺麗に整えておくことで、最終的な仕上がりのクオリティを高めるのです。
プロであれば、下処理に必要な知識や技術そして道具が揃っていますが、自宅でそれを全て揃えるのは難しいでしょう。
よって、自宅では塗料を塗る前の下処理がしっかりできず、仕上がりが悪くなってしまうので、自宅でのコバ修理はおすすめしていません。
2. バッグの部分別!修理専門店でのコバ修理事例と料金を紹介
この章ではバッグの
・持ち手
・本体
・ショルダーベルト
の3つについて、修理専門店代表としてREFINEのBefore/After画像と修理料金をご紹介します。
修理専門店に依頼する際の参考にしてください!
2-1. 持ち手の修理事例と料金紹介
持ち手のコバ修理の基本料金は以下の通りです。
持ち手が2本ある「2ハンドルバッグ」と、持ち手が1本のみの「1ハンドルバッグ」によって修理料金が変わります。
基本料金 | |
一部分塗り直し | ¥3,850(税込み)~ |
(1ハンドルバッグ)持ち手コバ全部塗り直し | ¥7,150(税込み)~ |
(2ハンドルバッグ)片方の持ち手コバ全部塗り直し | ¥6,600(税込み)~ |
(2ハンドルバッグ)両方の持ち手コバ全部塗り直し | ¥11,000(税込み)~ |
症状:バッグ持ち手のコバがひび割れてきた
修理内容:両持ち手コバ全体塗り直し
修理料金:¥11,000(税込み)
症状:バッグ持ち手のコバが剥がれた
修理内容:両持ち手コバ全体塗り直し
修理料金:¥11,000(税込み)
2-2. 本体の修理事例と料金紹介
バッグ本体のコバ修理基本料金は、
一部分塗り直し ¥3,850(税込み)~
です。
コバ塗料を塗る範囲によって料金が変わるので、
・剥がれてしまった/ひび割れてしまった部分だけ今回はキレイにしたい!
・これを機に、コバ全体を塗り直してほしい!
など、ご要望やご予算に応じて修理することもできます。
症状:バッグの底角のコバが欠けた
修理内容:一部分コバ塗り直し
修理料金:¥3,850(税込み)
症状:バッグ本体のコバが割れた
修理内容:天口(バッグ口のフチ)全体コバ塗り直し
修理料金:¥15,400(税込み)
2-3. ショルダーベルトの 修理事例と料金紹介
ショルダーベルトのコバ修理の基本料金は、バッグ本体と同様に
一部分塗り直し ¥3,850(税込み)~
です。
症状:バッグのショルダーベルトのコバが剥がれた
修理内容:一部分コバ塗り直し
修理料金:¥3,850(税込み)
症状:バッグのショルダーベルトのコバが薄くなって色が変わっている
修理内容:一部分コバ塗り直し
修理料金:¥3,850(税込み)
3. REFINEがバッグのコバ修理におすすめの2つの理由
REFINEがバッグのコバ修理におすすめの理由は2つあります。
・ 「コバ修理専門の職人」が在籍しているから
・ 年間3500件のコバ関連修理の実績
それぞれ詳しく見ていきましょう!
3-1.「コバ修理専門の職人」が在籍しているから
REFINEには、経験豊富な「コバ修理専門の職人」が在籍しています。
一般的な修理専門店では1人の職人が様々な修理を担当することが多いと思いますが、REFINEでは1人の職人は1つの分野を担当します。
つまり、ファスナーの修理は「ファスナー修理専門の職人」が、金具の修理は「金具修理専門の職人」が、そしてコバ修理は「コバ修理専門の職人」が担当しています。
コバ修理専門の職人は、コバ塗料を混ぜ合わせて色を作り出す「調色」から、土台を整える「下処理」、そしてコバに塗料を塗る「コバ塗り」まで、毎日多くの作業をこなしています。
コバ修理に特化しているということは、その修理に関して多くの知識と経験を積み重ねているということですね。
だからこそコバ修理専門職人が在籍するREFINEは、複数の色から1色を作り出す「調色」や塗り方で仕上がりが大きく変わる「コバ塗り」といった「コバ修理」について自信を持っています。
つまり、
・豊富な経験から培った繊細な調色の感覚
・元のコバを再現して塗料を塗る技術
を持った「コバ修理専門の職人」が在籍するREFINEなら、あなたのバッグのコバも確実に綺麗になるでしょう!
3-2. 年間3500件のコバ関連修理の実績
REFINEの工場では年間3500件ものコバ関連修理の実績があるので、安心してお任せいただけます!
コバ塗りという修理は、塗料を塗るだけのように見えますが
・元のコバの色やツヤを再現するために塗料を配合
・塗る前の下処理
・表面が滑らかになるように丁寧に作業
といった複数の工程を経てやっと完了する、とても奥が深い修理です。
だからこそ、修理店によって仕上がりに大きく差がでる修理でもあります。
そんな中、REFINEは多くのお客様にご依頼いただき、年間で3500件と確かなコバ修理実績があります。
つまり、多くの商品を扱ってきた実績のあるリペアスタジオREFINEのコバ修理なら、確かな仕上がりでお手元にお返しできるというわけです。
コバの修理は、各分野の専門職人が在籍し、確かなコバ修理実績のあるリペアスタジオREFINEへお任せください!
4. まとめ
今回のまとめです。
・バッグのコバは「色やツヤを合わせるのが難しい」「他の部分に塗料がついてしまうと取れない」「塗る前に最適な下処理が必要」という理由から、自宅で修理するのはおすすめできない。
・コバの修理には、専門職人が在籍し確かな年間実績のあるREFINEがおすすめ!
このコンテンツを読むことで、あなたの「バッグのコバについての悩み」が解決すれば幸いです。