バッグの金具が壊れた時に知っておきたい主要金具14種類と修理方法

2022.01.24


金具が壊れてバッグが開閉できなくなってしまい、困っていませんか?
もしくはバッグから取れてしまった金具を再び取り付けたいと思っていませんか?

                     

バッグに使用される代表的な金具は、大きく分けて14種類もあります。

それぞれ、
・構造
・素材
・壊れ方
によって修理方法が変わってくるので、各金具の修理方法を知っておくことが大切です。

                     

そこで今回は、
・写真でわかる!バッグに使用される主な金具14選
・バッグに使用される金具の修理方法一覧
といった「バッグの金具修理についての詳細な情報」を、年間6300本以上の金具関連の修理を行っているリペアスタジオREFINEが、「バッグの金具が壊れてしまって/取れてしまって困っている人」に向けてお伝えします。

                     

このコンテンツを読んでいただければ、金具が壊れてしまった/取れてしまったバッグをどうするべきか、納得して行動できるでしょう!
是非、最後までお付き合いください。

                     


                     

1. まずはこの章をチェック!あなたの壊れた金具はどれ?【画像診断】


「修理に出したいけど、壊れた金具がなんという名前かわからない…」
そうお困りの方も多いと思います。
そこでこの章では、バッグに使用されている主要な金具の写真を名前付きでまとめました。
あなたの壊れてしまった金具と同じ金具の写真を見つけたら、名前のボタンをクリック!
それだけで、その金具で起こるトラブルとそれぞれの修理方法解説までとべるようになっています。
是非、ご活用ください!

                     

                     

2. 種類別!修理専門店の修理方法と料金


かばんに使用される主要金具は大きく分けて以下14種類あります。

                     

・ナスカン
・スナップボタン(バネホックボタン・ジャンパーホック)
・ロック金具
・差し込み金具
・ひねり金具
・カン類(Dカン・丸カンなど)
・バックル
・アイレット

・カシメ
・底鋲
・マグネット
・引手
・スライダー
・ショルダーチェーン

                     

バッグの金具が不調だと、使用する度に不便ですよね。
しかし、
・バッグの金具ってどのように修理されるのかな?
・修理にはいくらくらいかかるの?
と不安に思い修理に踏み切れない方も多いでしょう。
バッグの金具修理方法や料金は、素材や構造・壊れ方によって変わる為、修理店ごとに異なります。
そこで今回は、目安としてリペアスタジオREFINEでの主な金具修理方法と料金をご紹介します。

                     

2-1.【ナスカン】交換/再生/調整

                     

REFINEでのナスカンの修理方法は「再生」「交換」「調整」の3つです。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
再生 元のナスカンを取り付け直す *機能に問題ない場合のみ ¥6,600~
交換 新しいナスカンに交換する ¥3,300~
調整 元のナスカンを調整して、滑らかに動くようにする ¥2,200~

                     

バッグのナスカンが取れてしまった場合、多くの修理店では「交換」という修理になるでしょう。

しかし、REFINEにはなるべく元のナスカンを活かし再び取り付ける「再生」の技術があります!
取れてしまったナスカンの状態・構造・素材によりますが、
・フックの部分(動く部分)が折れてしまった
・全体的に大きく変形してしまった
といった場合以外は、「再生」し再び取り付けられる可能性は高いでしょう。
ただし、一度取れてしまっているパーツなので強度については新品より少々劣ることになります。

フェンディ

症状:バッグのショルダーベルトのナスカンが壊れた

修理内容:ナスカン再生

修理料金:¥6,600(税込み)

                     

次に、REFINEで「交換」を行う場合は元のナスカンとなるべく近い形・色のものをREFINEの在庫から厳選して取り付けます。
もし2つあるうちの片方が壊れて交換となった際でも、見た目を揃えるという点で両方交換することもできますよ!

ただし、ブランドロゴ入りのナスカンは流通していない為、ロゴ無しのナスカンに交換となります。

                     

また、「フックの開き具合が固い」など動きが悪い場合には、滑らかに動くようにする「調整」で済む場合もあります。

                     

                     

2-2.【スナップボタン】交換/再生/固定/調整

                     

REFINEでのスナップボタンの修理方法は、「再生」「交換」「固定」「調整」の4つです。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
再生 元のスナップボタンを取り付け直しする *機能に問題無い場合のみ ¥4,400~
交換 新しいスナップボタンに交換する ¥2,200~
固定 本体からスナップボタンが浮いてしまっているときに固定しなおす ¥3,300~
調整 開閉時の固さを調節する ¥1,650~

                     

しかし、もし取れたスナップボタンの機能に問題が無い場合、REFINEでは「再生」という修理ができるかもしれません。
「再生」というのは、取れてしまった元のスナップボタンを再び使用できる状態で取り付ける、REFINE独自の修理です。
ただ、取れたスナップボタンをお修理品と一緒に預かることができないと再生は不可能です。
その為、取れてしまったスナップボタンは修理に出すまで保管されるのがおすすめですよ!

ディオール

症状:バッグのスナップボタンが外れた

修理内容:スナップボタン再生

修理料金:¥4,400(税込み)

                     

次に、REFINEでスナップボタンを交換するのは、

・変形した

・一部が欠損した

などにより、機能が失われて再生できない場合です。

この時は、REFINE在庫のスナップボタンに交換となります。

REFINEは国内製のスナップボタンに加えて、海外で買い付けている海外製のスナップボタンも在庫として所持しているので、それぞれのバッグに合ったスナップボタンを豊富な種類の中から選ぶことができます。

ただしブランドロゴの入ったスナップボタンは流通していないので、ロゴの無いスナップボタンの取りつけとなること、ご了承ください。

                     


また、スナップボタンの機能に問題は無いが、
・バッグ本体から浮いてしまっている
・今にも取れそうでグラグラしている
と〈本体から取れかけている〉場合は、本体に「固定」し直します。

                     

加えて、スナップボタンの開閉時、

・固すぎて外しづらい…

・ゆるくて留めてもすぐ外れてしまう…

といったトラブルがある際は、「調整」して適切な固さにすることもREFINEなら可能ですよ。

ただし、機能に問題が出ていてスナップボタンがゆるくなっている場合は、REFINEの在庫スナップボタンへ「交換」となります。

                     

                     

2-3.【ロック金具】つまみ再生/つまみ作成/調整/交換

                     

ロック金具の修理方法は、「つまみ再生」「つまみ作成」「調整」「交換」の4つになります。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
つまみ再生 取れてしまった「つまみ」というパーツを再び取り付ける ¥6,600~
つまみ作製 無くなってしまった「つまみ」を作製し取り付ける ¥6,600~
調整 元のロック金具を調整し、スムーズに使用できる状態にする ¥1,650~
交換 新しいロック金具に交換する ¥5,500~

                     

ロック金具で多いトラブルとして、つまみ部分の欠損が挙げられます。

赤枠の中が「つまみ」


ここが取れてしまうと、開け閉めができませんよね。
そんな時REFINEでは、取れてしまったつまみがある場合は再びそれを取り付ける「つまみ再生」という修理を行います。
また、もしつまみを無くしてしまっても、構造によってはつまみ部分だけを新しく作製して取り付ける「つまみ作製」も可能です。

                     

そして、次に多いのは「ロック金具の動きが悪くなった」もしくは「動かなくなった」というトラブル。
こちらは、ロック金具内部に原因があると思われるので、一度分解して動かない原因を探ります。
そして、原因が明らかになったところで「調整」を行い再び使用できる状態にします。

                     

・「調整」しても症状が改善されない
・ロック金具として機能に問題が出ている
といった場合には、REFINE在庫のパーツへ「交換」となります。
その際、元ロック金具の付いていた跡があまりにも目立つ場合は「革で作った土台を取り付け、元の跡を隠す」といった工夫もできます。
色や質感など、なじむ革を使用して土台を作製しますので、元のバッグの雰囲気を壊さず仕上げることができますよ!

                     

                     

2-4.【差し込み金具】調整/交換

                     

差し込み金具の修理方法は、「調整」か「交換」になります。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
調整 元の差し込み金具を調整し、スムーズに抜き差しできる状態にする ¥2,200~
交換 新しい差し込み金具に交換する ¥6,600~

                     

差し込み金具は、「金具の動きが悪くて開け閉めしづらくなった」という理由で修理に持ち込まれることが多いです。
そんな時REFINEではまず「調整」で解決できないか検討します。

「調整」できるかどうかは、開け閉めしづらくなった差し込み金具自体の素材や構造、状態を見て判断します。

                     

「調整」できないと判断した場合は、REFINE在庫の新しい差し込み金具へ「交換」となります。
その時に、元々差し込み金具が付いていた跡が目立つ場合、革で作った土台を取り付けて元の跡を隠す工夫もできます。
色や質感などなるべく近い革を使用して土台を作製するので、元のバッグの雰囲気を壊さずに仕上げることができますよ!

                     

                     

2-5.【ひねり金具】頭再生/調整

                     

ひねり金具の修理方法は、「頭再生」「頭作製」「調整」「交換」の4つです。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
頭再生 取れてしまった「頭」というパーツを再び取り付ける ¥6,600~
頭作製 取れてしまった「頭」に似せて、パーツを作製し取り付ける ¥13,200~
調整 元のひねり金具を調整し、スムーズに使用できるようにする ¥2,200~
交換 新しいひねり金具に交換する ¥6,600~

                     

ひねり金具で多いトラブルは、「ひねるパーツ(頭)が取れてしまった」という状態です。

〈赤枠内が頭パーツ〉


この場合、一般的な修理店だと「ひねりパーツ丸ごと交換」になってしまうかもしれません。
しかしREFINEなら、取れてしまったパーツを加工して再び取り付ける「頭再生」という技術があります。
「頭再生」ならば元のひねり金具を活かした修理となるので、壊れる前の状態を復元できますね!

                     

シャネル

症状:ひねりの頭部分が外れた

修理内容:頭再生

修理料金:¥6,600(税込み)

                     

もし、取れ方や素材によって取れた頭が再生できない場合は、「頭作製」で似た形のパーツを作り出し取り付けることもできます。

                     

次に多いご相談が、「ひねるパーツ(頭)がスムーズに動かない」というものです。


この場合は、頭もしくは本体を「調整」することで解決します。

                     

「調整」や「頭再生」「頭作製」で不調が解決しない場合は、REFINE在庫の新しいひねり金具に「交換」となります。

                     

                     

2-6.【カン類】再生/交換/作製

                     

Dカンや三角カンなど、カン類の修理方法は「再生」「交換」「作製」の3つです。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
再生 元のカンを再び取り付ける ¥3,300~
交換 新しいカンを取り付ける ¥2,200~
作製 元のカンと似たカンを作製する ¥2,750~

                     

カン(Dカン、三角カンなど)は折れていなければ、「再生」して再び取り付けられるパーツです。

また、作りによっては再生の際に開け閉めする部分をハンダで溶接することもできます。

そうすることで、再び口が開いてしまうのを防ぐことができますよ!

                     

症状:バッグ持ち手付け根のDカンが外れた

修理内容:Dカン再生

修理料金:¥3,300(税込み)

                     

ダンヒル

症状:バッグの引手が壊れた

修理内容:引手のDカン再生

修理料金:¥3,300(税込み)

                     


ただ、持ち手の付け根やショルダーベルトを接続する部分など「力のかかる部分」についているカン類に、金属の摩耗や劣化が見られる場合は「交換」をおすすめしています。
なぜなら、「再生」で見た目は元の通りになったとしても修理後の使用中に折れてしまう可能性が大きいからです。

その為、修理後も長く使用していただきたいという想いから、「交換」をご提案することもあります。

                     

MCM

症状:ショルダーベルトをつけるDカンが壊れた

修理内容:Dカン交換

修理料金:¥2,200(税込み)

                     


また、REFINEでは、在庫のカン類で元パーツに似ているものが無かった場合は、一から「作製」することもできます。

                     

ルイヴィトン

症状:ショルダーベルトをつけるDカンが壊れた

修理内容:Dカン作製

修理料金:¥2,750(税込み)

                     

                     

2-7.【バックル】バックルピン作製/交換

                     

バックルの修理方法は「バックルピン作製」と「交換」です。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
バックルピン作製 バックルのピン部分を作製し取り付ける ¥5,500~
交換 新しいバックルに交換する ¥6,600~

                     

バックルのトラブルで多いのは、「ベルトの穴に通すバックルピンが折れてしまった」というものです。
バックルピンはベルトの中でも力がかかりやすいので、折れてしまうことが多いのですね。
そんな時REFINEでは、バックルを丸ごと交換するのではなく、元のバックルピンを再現して新しいバックルピンを作製する「バックルピン作製」という修理を施します。
そうして元のバックルを活かすことで、バッグの雰囲気を壊さず仕上げることができますね!

                     

トリーバーチ

症状:バッグの持ち手付け根のバックルのピンが折れた

修理内容:バックルセンターピン作製

修理料金:¥5,500(税込み)

                     

バックル本体が折れてしまうなど「バックルピン作製」で対応できない時は、REFINE在庫の新しいバックルへ交換となります。

                     

                     

2-8.【アイレット】再生/交換

                     

アイレットの修理方法は「再生」と「交換」です。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
再生 元のアイレットを取り付ける ¥2,750~
交換 新しいアイレットに交換する ¥2,200~

                     

アイレットのトラブルと言えば、「取れてしまった!」という状態です。
取れ方や素材によりますが、REFINEには取れてしまったアイレットを「再生」して再び取り付ける技術があります。
アイレットにはブランドロゴが入っている場合も多いので、「再生」することで、壊れてしまう前の状態を復元できますね!

シャネル

症状:持ち手のチェーンが通ってるアイレットが外れた

修理内容:アイレット再生

修理料金:¥4,400(税込み)

                     

・取れたアイレットを無くした
・素材や取れ方の関係で、どうしても再生できない
といった場合は、ブランドロゴが入っていないREFINE在庫の新しいアイレットへ「交換」になります。
複数アイレットがある場合は、統一性を持たせるために全て交換することも可能です!

                     

ヒューゴボス

症状:バッグについているアイレットが取れた

修理内容:アイレット交換(1箇所)

修理料金:¥2,200(税込み)

                     

                     

2-9.【カシメ】再生/交換

                     

カシメの修理方法は「再生」と「交換」です。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
再生 元のカシメを取り付ける ¥3,300~
交換 新しいカシメに交換する ¥2,200~

                     

REFINEでは、「取れてしまって…」と持ち込まれるカシメはまず、「再生」できるかどうかを判断します。
バッグに使用されているカシメはロゴが入っているものも多いので、「再生」し再び取り付けることができれば壊れてしまう前の状態へ戻すことができるからです!
ただ、再生したカシメは新品のカシメより強度が落ちてしまいます。
その為、カシメの付いている場所によっては「再生」にプラスして強度を足す修理を行う必要があるかもしれません。
例えば、持ち手の付け根などバッグ使用中に力がかかりやすい部分についているカシメを「再生」する場合は、カシメの周りにステッチを入れて強度を足すことをご提案する場合があります。

プラダ

症状:バッグのカシメが外れそう

修理内容:カシメ再生

修理料金:¥3,300(税込み)

                     

・素材や取れ方により、どうしても再生できない
・取れたカシメが無い
といった場合は、ブランドロゴ入りのカシメは一般的に流通していないので、ロゴ無しのREFINE在庫の新しいカシメへ「交換」です。
他カシメとの差が気になる場合は、目につく部分のカシメ全てをREFINEの在庫へ交換することもできます!

                     

症状:バッグの持ち手付け根のカシメが取れた

修理内容:カシメ交換

修理料金:¥2,200(税込み)

                     

                     

2-10.【底鋲】再生/交換

                     

底鋲の修理方法は「再生」と「交換」です。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
再生 元の底鋲を取り付ける ¥3,300~
交換 新しい底鋲に交換する ¥2,200~

                     

底鋲が取れてしまった時、REFINEで修理する場合はまず「再生」できるかどうか判断します。
「再生」し再び取り付けることができれば、取れてしまう前の状態を復元できるからです。

                     


ただし、

・素材や取れ方により、どうしても再生できない
・取れた底鋲が無い
といった場合は、ブランドロゴ入りの底鋲は一般的に流通していないので、ロゴ無しのREFINE在庫の新しい底鋲へ「交換」です。
見た目を揃えるために、全ての底鋲ををREFINEの在庫へ交換することもできます!

                     

コーチ

症状:バッグの底鋲が一つとれた

修理内容:底鋲4箇所交換

修理料金:¥5,500(税込み)

                     

                     

2-11.【マグネット】再生/交換/強さ調整

                     

マグネットの修理方法は「再生」「交換」「強さ調整」の3つです。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
再生 元のマグネットを取り付ける ¥6,600~
交換 新しいマグネットに交換する ¥5,500~
強さ調整 マグネットの強さを調整する ¥3,300~

バッグのマグネットでよく聞くのは、「外れてしまった」というトラブルです。

もしマグネットが外れてしまっても、それを捨てないでください!

なぜなら、REFINEでそのマグネットを「再生」して取り付け直しができるかもしれないからです。

一般的に、修理店に持ち込むと外れてしまったパーツは交換になることが多いですが、REFINEでは独自の「再生」という技術があるので、交換せずに済むこともあります。

                     

トリーバーチ

症状:マグネットが付け根の革ごと取れそう

修理内容:革土台作製+マグネット再生

修理料金:¥7,700(税込み)

                     

フルラ

症状:革に包まれたマグネットが外れた

修理内容:REFINE在庫の革でマグネットを包み直し、取りつけ(再生)

修理料金:¥7,150(税込み)

                     

ただ、

・素材や取れ方により、どうしても再生できない
・取れたマグネットが無い

といった場合は、ブランドロゴ入りのマグネットは一般的に流通していない為、ロゴの入っていない新しいマグネットに交換となります。

                     

また、

・マグネットが強すぎて、開けるときに力がいる…

・マグネットが弱すぎて、バッグの口が勝手に開いてしまう

といったお悩みの際は、マグネットの「強さ調整」をすることもできます。

                     

                     

2-12.【引手】取り付け/交換

                     

引手の修理方法は、「取り付け」もしくは「交換」です。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
取りつけ 元の引手を取り付け直す *機能面に問題無い場合のみ ¥2,200~
交換 新しい引手に交換する ¥2,200~

                     

引手は、折れてしまっていない限り再び「取り付け」することが可能です。
逆を言えば、折れてしまっているときはREFINE在庫の引手に「交換」となります。

                     

引手を含むファスナー関連修理についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
ぜひご覧ください!

【修理店に持ち込む前に知っておきたい!ファスナー修理8つの方法】

                     

                     

2-13.【スライダー】入れ直し/交換/調整

                     

スライダーの修理方法は、「入れ直し」「調整」「交換」です。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
入れ直し 元のスライダーをファスナーに入れ直す *機能面に問題無い場合のみ ¥2,750~
調整 元のスライダーを調整して、動きを滑らかにする ¥2,750~
交換 新しいスライダーに交換する ¥3,300~

                     

スライダーで多いトラブルは、「スライダーがファスナーから抜けてしまった!」というパターンです。

〈片側だけファスナーから抜けてしまったスライダー〉

                     

この場合は、スライダーに問題無いことを確認してからファスナーに「入れ直し」します。

                     

また、スライダーの動きが悪い場合は、動きが滑らかになるように「調整」します。
*ただし、ファスナーの取り付け方でスライダーが動きづらい場合もあるので、そういった場合は「ファスナーの取り付け直し」となります。

                     

もしスライダー自体が折れてしまった場合は、ブランドロゴの入ったスライダーは一般に流通していない為ため、ロゴの無いREFINE在庫のスライダーに交換となります。
しかし、REFINEは有名ブランドでも使用されている海外製スライダーなども在庫として所持しているので、交換しても違和感の無い仕上がりですよ!

                     

                     

スライダー含むファスナー関連修理についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
ぜひご覧ください!

【修理店に持ち込む前に知っておきたい!ファスナー修理8つの方法】

                     

                     

2-14.【ショルダーチェーン】繋ぎ直し/長さ調整

                     

ショルダーチェーンの修理方法は「繋ぎ直し」または「長さ調整」です。

修理メニュー 具体的な方法 基本料金
繋ぎ直し 切れてしまったショルダーチェーンを繋ぎ直す ¥2,750~
長さ調整 ショルダーチェーンの長さを調節する ¥3,300~

ショルダーチェーンは、構造上大きく分けて2種類あります。


①たくさんの輪が繋がっているチェーン(喜平チェーンなど)


②目が詰まっていて一見すると1本の紐のように見えるチェーン(スネークチェーンなど)

                     

①のチェーンは、輪を開いたり閉じたりすることで繋ぎ直しや長さ調整が可能です。

その為、一見どこを繋いだのかわからないくらいの仕上がりになりますよ。

                     

ただし、②のチェーンの関しては必ず溶接が必要となり、溶接跡が残ります。

しかし、REFINEでは溶接部分と元チェーンの色を合わせるためにメッキを施したり、溶接範囲を最小限に抑えることで、しっかりとなじんだ仕上がりでお返しできますよ!

                     

ジルサンダー

症状:ショルダーチェーンが切れた

修理内容:チェーン繋ぎ直し(ハンダ)

修理料金:¥5,500(税込み)

                     

                     

3. バッグの金具修理にリペアスタジオREFINEがおすすめの理由2つ


バッグの金具修理に我々リペアスタジオREFINEがおすすめの理由は以下2つです。
・「再生」という技術があるから
・各修理専門の職人が在籍しているから

それぞれについて詳しく見ていきましょう!

                     

3-1.「再生」という独自の技術があるから


REFINEには独自の「再生」という技術があります。

                     

一般的に、壊れてしまったバッグの金具を修理しようとすると新しい金具に交換となります。
しかし、そうするとブランドの顔ともいえるブランドロゴが入っていた場合、それが失われる場合もありますよね。
だからこそ、REFINEでは「再生」という独自の修理メニューをおすすめしています。s
 
さて、REFINEのこだわりとして「復元」というキーワードがあります。
復元は、「なるべく元の状態に戻すことで、初めて手に取った時の感動を再び感じてほしい」という職人の想いから生まれました。
壊れる前の状態に戻すことで「修理前と変わらない愛着」を持って長くご使用いただきたい、というREFINEのこだわりです。
そして、このこだわりが形となったのか「再生」という元パーツをなるべく活かした修理メニューです。

                     

つまりREFINEなら、元のパーツを再び使用できる状態で取り付ける「再生」という修理が可能なので、修理後も故障前の状態で長くお気に入りのバッグを使用できます!

                     

3-2. 金具修理専門の職人が在籍しているから


REFINEの職人はそれぞれの担当修理が決まっており、金具修理は金具専門の職人が担当します。

                     

修理専門店というと、1人の職人が様々な修理を行っているイメージが強いでしょうか。
しかし、REFINEでは職人一人ひとり担当する修理が決まっているのです。
例えば、ファスナーの修理はファスナー修理専門の職人、ミシンで縫製が必要な修理はミシン修理専門の職人、そして金具の修理は金具修理専門の職人が担当します。
専門ということは、その分野において圧倒的な実績と経験がある、ということですね。


上記の通り、バッグに使用される金具は主要なものでも多くの種類がありますし、同じ金具でも壊れ方や素材によって修理方法が変わってきます。
だからこそREFINEの金具専門の職人は日々お修理品1つ1つと真剣に向き合い、各ブランドバッグに使用されている金具の特徴や構造などを余すことなく吸収しています。
そんな様々な商品を修理する中で得た膨大な知識や経験を活かすことで、お客様のご期待に沿える仕上がりを実現しているのです。

                     

つまり、金具分野の専門知識を多く持ち実績を積んできているREFINEの金具修理専門の職人だからこそ、圧倒的なクオリティでバッグの金具修理を行うことができます!

                     

                     

4. まとめ

今回のまとめです。

・バッグに使用される金具は大きく分けて14種類ある。
・各金具で、適した修理方法は異なる。さらに、壊れ方や素材でも修理方法は変化する。
・REFINEには、「再生」という元の金具を活かして修理するメニューがある。
・バッグの金具修理には、「再生」の技術があり、金具修理専門の職人がいるREFINEがおすすめ!

このコンテンツが一人でも多くの「バッグの金具の不調で悩んでいる人」の助けになれば、幸いです!

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