2020.12.18
壊れてしまったブランド財布や鞄のお修理、どこに依頼したらいいか迷っていませんか?
もしくは、買った店舗で修理値段を聞いたけど思ったより高かった、何てことありませんか?
ブランド品の修理は大きく2パターンに分けられます。
①購入したブランド(直営店)に修理を依頼する
②修理専門店に依頼する
このコンテンツでは、「直営店での修理」と「修理専門店での修理」の違いをご説明します。
その違いを知れば、後悔しない修理までの最短ルートを導き出すことができるでしょう。
また、直営店と専門店、どちらがおすすめか「診断フローチャート」も用意しました。
お修理に迷っている方、是非お役立てください。
目次
1.直営店とは?
直営店はレギュラーチェーンと呼ばれ、百貨店内の店舗や路面店を指します。
その中でも、旗艦店と呼ばれるブランドの販売拠点となる店舗は、ブランドのイメージを直接発信できる場として重要。
ハイブランドの場合、表参道や銀座など一等地に展開することが多いですね。
2.直営店のメリットとデメリット
2-1.直営店で修理するメリット2つ
用意があれば正規パーツを使用して直してくれる
直営店で修理するメリットといえば、これが大きいです。
例えば、「財布のホックが止まらなくなってしまった」「ショルダーベルトの金具が壊れてしまった」など、パーツが破損した場合。
ブランドが管理している直営店であれば、用意できる限り正規パーツを使用して修理してくれます。
ブランド品のパーツというのはロゴが入っていたりオリジナルデザインの場合も多い為、正規パーツを使用して修理することで見た目が買った当時と同じになりますね!
場合によっては¥0で修理できる
家電などを購入した際、保証期間についての説明が良くありますよね。
ブランド品にも品質保証期間というものがあります。
各ブランドによって期間も内容も異なりますが、「糸がほつれてしまった」など内容が軽いものであれば、無償で修理してくれるブランドが多いようです。
ただ注意していただきたいのが、直営店では「正規品である」という証明が出来ないと修理を受け付けてくれないことが大半。
また、海外で購入した商品も対象外と言われることが多いようです。
それらをふまえ、ご自分の商品が保証対象かどうかを知りたいときは、各ブランドのカスタマーセンターなどに問い合わせてみてください。
2-2.直営店で修理するデメリット2つ
時間がかかる
メリットでおはなししましたが、直営店は正規のパーツ使用の修理を施してくれます。
その一方で、「パーツを本国から取り寄せる、又は、本国に商品自体を送る」「修理」「納品前の検品」など色々と時間がかかるようです。
平均で数か月~半年、長いケースでは1年という納期を耳にしたことがあります。
普段から頻繁に使用していたものや、いざ使用しようと思ったら壊れていた場合など、緊急性の高いケースにはネックになってしまうポイントかもしれません。
料金が高い傾向にある
これも直営店での修理でよく聞くおはなしです。
「お店に持っていってみたら、見積もり金額が購入金額の50%くらいだった」
つまり、当時10万円で購入したバッグやお財布の修理の見積もりが4~5万。
これは極端な例かもしれませんが、直営店での修理は料金が高い傾向にあると思います。
それは、使用するパーツ代、人件費や送料など、多くの人の手を経て確実な品質を提供しようと考えているブランドのポリシーに基づいた料金設定なのでしょう。
そうはいっても、新しい小物が買えてしまうくらいの修理料金を聞き、即決で修理依頼に踏み切るには、やや抵抗のある方も多いのではないでしょうか。
3.専門店とは?
修理専門店とは、ブランド直営などではなく修理に特化した業者のこと。
直営店にはそのブランドで購入した商品しか持ち込めませんが、専門店は基本的にどこの商品でも見積もり可能です。
店頭で受け付けをしてくれる店舗型、オンライン見積もりが可能なオンライン型、店舗展開とオンライン受付を同時に行っている業者もありますね。
4.専門店のメリットとデメリット
4-1.専門店で修理するメリット3つ
修理料金が分かりやすく、修理が早い
専門店の修理料金は、各店舗の看板に明記してあったり、サイトに値段表が載っていたりするので、大体予想をつけることが出来ます。
例えば、直営店では1万円と言われた修理が、専門店の料金表では3000円~となっていた場合。
●一番安くて3000円で済む
●直営店で言われた1万円を予算とするならば、他に気になっていた箇所の修理も追加することができる
本来修理しようとしていた箇所のみなら直営店より安く済むことは間違いないですし、同じ1万円で修理を考えるならば他箇所のメンテナンスも視野に入れることが出来ますね。
また、専門店は直営店に比べ、納期が短いところが多いです。
店舗なら最短その場で、郵送でも長くとも3週間ほどではないでしょうか。
ちなみに、REFINEでは原則「10日納期」をお約束しています。
さらに、「商品写真を送るだけでお見積りできます」というお店が最近増えてきましたね。
REFINEでも実施しているこのオンライン見積もりは、新しい生活様式に沿った方法として、今後スタンダードなものになっていくかもしれません。
直営店では断られる修理も受け付けてもらえる可能性がある
「直営店で修理を断られて…」というご相談、実はREFINEでもよく承ります。
商品の状態によるのですが、あまりにもご愛用感が強かったり、正規品であるという確認が取れない場合、直営店で修理の受け付けはしてもらえません。
そんな時、味方になってくれるのは専門店です。
専門店はブランド直営ではない分、様々な種類のブランド品を扱っていますし、各商品の構造や修理のコツを熟知しています。
直営店では断られた修理でも、専門店に一度相談してみることをお勧めします。
サイトで修理実績を見ることが出来る
専門店のウェブサイトでは、修理実績を載せているところがあります。
修理前と修理後の画像比較や、そのブランドに関する豆知識など。
サイトによってコンテンツも様々なので、チェックしてみてください。
リペアスタジオREFINEの修理実績はこちらからどうぞ!
→お修理実績(REFINEが手がけた商品のBefore After画像)
→修理のおはなし(ブランドの豆知識と修理過程の画像や動画)
4-2.専門店で修理するデメリット2つ
パーツが正規ではなくなる
直営店のメリットで話した「正規パーツを使用して修理してもらえる」という点。
残念ながら専門店はこれにあてはまりません。
何故なら、専門店はブランド直営ではないので、どんなに正規のパーツを使用したくとも在庫がないからです。
特に、ブランドのロゴ入りのパーツが折れてしまったり割れてしまって完全に機能しない場合は、まず直営店へのご相談をお勧めします。
専門店によって職人のレベルが異なる
これもお客様からよく聞くおはなしなのですが、
「値段の安さに惹かれて専門店に依頼したが、自分の思っていた仕上がりと違った。」
というトラブルがあります。
これはもちろんすべての専門店に当てはまるわけではありません。
ただ、そういうクオリティでお客様の手元に届けることを良しとする店があるというのも現実。
同じ専門店として悲しく思います。
「修理に出すからにはしっかり綺麗に直してほしい。」
大切な思い入れのあるものであれば、なおさらその想いは強くなるはず。
リペアスタジオREFINEでは、そんなお客様の想いに寄り添った修理を心がけています。
先述の通り、弊社ウェブサイトでは職人が全力をあげて取り組んだ修理実績や修理コンテンツを公開中です。
REFINEが誇るトップクオリティを是非ご覧いただき、選択肢の一つとしてご検討ください。
5.あなたに向いているのは?診断フローチャート
さて、ここまで直営店と専門店の違いをおはなししてきました。
それらを踏えて作成したフローチャートがこちら!
さて、ここで重要なことを1つお伝えします。
実はリペアスタジオREFINEには、取れた正規パーツを使用できる状態にして、取り付けなおせる技術があります!
残念ながら全てのお修理に当てはまるわけでは無いのですが、正規パーツを再利用出来るケースは筆者も多く見てきました。
また、正規パーツで取り付け直しが出来なくても、似ているパーツに手を加えて違和感のないクオリティでお返しすることが可能です。
ここで、実際のお修理事例を3つご紹介します。
【お修理事例1】
大切なものが蘇るまで ~ルブタン 取れたヒールの固定と色ハゲのお修理~
こちらは、取れてしまったヒールを取り付け直し、色が剥げていたところも「補色」という修理で目立たなくした事例です。
直営店なら「ヒール丸ごと交換」となってしまったかもしれませんが、そこは職人の腕の見せ所ですね。
元のヒールを活かして、見事に「復元」できました。
【お修理事例2】
財布のスナップボタンが取れそうな方へ。お悩み今すぐ解決します!【バレンシアガのお修理】
これも、元のスナップボタンを活かした修理の事例です。
【お修理事例3】
修理に出す前に知っておきたい!バッグの主要な金具14種類と修理方法
こちらは、「ひねり金具」の取れてしまったパーツを、付け直しした事例です。
このように、バッグの金具についても取れてしまったパーツを活かして修理できる場合があります。
このように、リペアスタジオREFINEではなるべく元の雰囲気を壊さないよう「復元」を目指し、日々修理に励んでいます。
お持ちのものにトラブルがあった際は、是非一度REFINEへご相談ください!
6.まとめ
今回のまとめです。
【直営店のメリット】
◎正規パーツを使用した修理
◎保証期間内なら無料修理をしてもらえる場合がある
【直営店のデメリット】
△手元に戻ってくるまでに時間がかかる
△修理料金が高い傾向にある
【専門店のメリット】
◎修理が早く、料金が分かりやすい
◎幅広い修理に対応してもらえる
◎ウェブサイトなどで修理実績を見ることができる
【専門店のデメリット】
△正規パーツでなくなる可能性が高い
△店によって職人の質が違う
直営店と専門店の違い、お分かりいただけましたか?
このPageを通して、自分に合った修理店を見つけていただけたら幸いです!
また、Instagramでは修理事例の動画を更新しています。
よろしければご覧ください!