2021.07.14
お気に入りの財布のファスナーが閉まらなくなって、困っていませんか?
もしくは、バッグの内側の布がファスナーに噛みこんで、開かなくなっていませんか?
ファスナーが動かなくなったりするのって、本当に突然です。
そんな時、ネットに載っている「自分で対処する方法」を試してみようと思っていないですか?
ファスナーに何か不具合が起きた時は、自分で対処せず修理に出すことをお勧めします。
自分で対処する方法は有効なものも数多く紹介されていますが、どれも「完全に解決する方法」ではありません。
なぜなら、応急処置はあくまで「その場で動かすための方法」だからです。
また、自宅での応急処置によって、
「パーツが折れた!」
「ファスナーに穴をあけてしまった…」
「噛みこんでいたものがちぎれてしまった」
など、余計ひどくなってしまう可能性は高いです。
その為、ファスナートラブルの時はまずプロに相談するのが得策です。
しかし、
「プロに相談しようにも、どこに相談したらいいの?」
「自分の持ち物が本当に直るのかわからないから、連絡しづらい…」
「修理にかかる時間や料金の想像がつかないな」
そういった不安や疑問から、修理を躊躇される方も多いですよね。
そこで
・あなたの症状はに合わせた修理方法がすぐにわかる画像診断
・ファスナー修理の料金目安と事例写真
など、「ファスナーのトラブルで困っている時、納得して修理に出すために必要な情報」をまとめました。
30年以上商品と向き合ってきた職人が中心となり、日々ファスナー修理を行う我々「リペアスタジオREFINE」が発信する「精度の高い情報」を是非ご覧ください。
このコンテンツを読み終わったときには、「ファスナー修理」についての迷いが消え、最適な判断ができるようになっているでしょう!
目次
1. まずはこの章をチェック!あなたの症状からわかる修理方法【画像診断】
突然ファスナーが動かなくなった時、修理方法を知るためにまずは「原因」を把握しましょう!
この章では、ファスナートラブル12パターンの写真をご紹介しています。
あなたの症状は、いずれかの画像に当てはまるでしょう。
その当てはまる画像を見つけたら、下のボタンをクリック!
それだけで、修理方法の説明まで即座にとべるようになっています。
是非、ご活用ください。
2. ファスナー修理の方法は8つ!料金と事例紹介
ファスナー修理は大きく分けると8つ方法があります。
・スライダー交換
・スライダー入れ直し
・噛みこみ処理
・スライダー調整
・引手取り付け直し
・引手交換
・革パーツ作成+取り付け
・ファスナー交換
バッグにしても財布にしても、ファスナーに不具合があると使用するときに支障が出ますよね。
その為、早急な修理が必要です!
しかし、「どんな修理をして、どのくらい請求されるのか想像もつかないな…」と思う方も多いのではないでしょうか?
そこでこの章では、ファスナーの修理方法と料金について、リペアスタジオREFINEの事例を使用して説明します。
2-1. スライダー交換
スライダーが折れてしまった場合は、新しいスライダーへ交換します。
そもそも、ファスナーの開閉は、スライダーがエレメントを嚙合わせたり割ったりすることで可能となります。
その為、スライダーが折れてしまうとファスナーとして全く機能しませんね。
しかし、スライダーを新しくすることで再びきちんと使用できるようになりますよ!
≪スライダー交換≫ 基本料金:¥3,300(税込み)~
症状:スライダーが折れて、引手が取れた
修理内容:スライダー交換(引手は再利用)
修理料金:¥4,400(税込み)
2-2. スライダー入れ直し
スライダーがファスナーから抜けてしまった場合、そのスライダーを入れなおします。
この場合は、スライダーを再利用できるケースが多いです。
つまり、取れたスライダーをファスナーテープに入れ直すことができれば、今まで通り使用できるようになるわけです。
ただし完全にスライダーが外れてしまった場合、それを捨ててしまうと新しいスライダーに交換となってしまうのでご注意ください。
スライダーが丸ごと抜けてしまった場合は、その抜けたスライダーを持って修理店へ相談してくださいね。
≪スライダー入れ直し≫ 基本料金:¥3,300(税込み)~
症状:スライダーが片方、ファスナーテープから抜けた
修理内容:スライダー入れ直し (引手は再利用)
修理料金:¥3,300(税込み)
2-3. 噛みこみ処理
スライダーに何かが噛みこんだ時は、噛みこんだものを取り除きます。
ファスナーが噛みこんだ時、ネットなどでやり方を調べて自分で何とかしようとする方は多いと思います。
しかし、家でできる処理には当然ながら限界がありますよね。
また、REFINEでも自宅でできる範囲の噛みこみ処理コンテンツを書いていますが、これも応急処置に過ぎません。
噛みこみはファスナーの問題もありますが、バッグや財布「本体」が原因の場合も。
その点プロに任せれば、経験に基づく知識と種類豊富な道具があるので、どこに原因があるのかしっかり見極め、根本的に解決することができます。
ただし、あまりにも複雑に噛みこんでしまった場合は、「スライダーを壊さなければならない」もしくは「挟み込んだものを切って取り出さなければならない」ケースもあるので、
・噛みこんでしまったものを優先したい
・オリジナルのスライダーを残したい
といった自分の希望を修理依頼する際に担当者へ伝えておくと、その後のやりとりもスムーズに進みますよ。
≪噛みこみ処理≫ 基本料金:¥3,300(税込み)~
2-4. スライダー調整
・閉めても閉まらない
・なぜかファスナーが動かない
・スライダーが動きにくい
以上3つのケースの場合、スライダーの調整をします。
まず、閉めても閉まらない状態の時は、スライダーがエレメント同士を嚙み合わせられなくなったことが原因です。
そもそもファスナーは、「スライダーによって左右のエレメントが噛み合っていくと閉まる」という仕組みなので、スライダーが「嚙合わせる」という機能を失うと閉めても閉まらない状態に…。
その為、この場合はスライダーがしっかりエレメントを噛み合わせられるように調整を行います。
次に、なぜかファスナーが突然動かなくなった場合。
こちらは様々な原因が考えられるため、まずはスライダーの調整を行ってみて、根本的な原因を見極めていきます。
また、スライダーが動きにくい場合は、エレメントとスライダーの強すぎる摩擦が原因として挙げられます。
その為、摩擦をやわらげ動きを滑らかにする処理をします。
*上記3つの症状に関して、スライダー調整しても状態が改善されない場合は、スライダー交換やファスナー交換になるケースもあります。
≪スライダー調整≫ 基本料金:¥3,300~
2-5. 引手取り付け直し
引手がスライダーから取れた場合は、取り付け直します。
引手が取れてしまうのは、引手がついていたスライダーの「ノーズ(柱)」というパーツが開いてしまうことにあります。
取れてしまった引手が無事であれば、引手を入れ直してノーズの隙間を閉めることで、再び使用できるようになります。
この場合は、ブランドオリジナルの引手を保存しておいていただければ、そのままそれを使用して修理が可能ですよ。
さて、ここで注意点を1つお伝えします。
「引手を入れて閉めるだけなら、家でもできそう!」
と思った方も多いかと思います。
しかし、自宅で引手の取り付け直しには「ノーズが折れる」というリスクが伴います。
なぜなら、開いてきているノーズの根本というのは金属疲労が蓄積された状態の為、折れやすくなっているからです。
それを家にあるペンチで思いっきり閉めたりすると…折れる確率はかなり高いです。
一方で、ノーズの隙間を閉められる技術と道具がある「修理専門店」であれば、確実な状態で手元に戻ってくるでしょう。
簡単そうに見えても実は難しい「引手入れ直し」は、自宅で行わずプロに依頼することをおすすめします。
≪引手入れ直し≫ 基本料金:¥2,750(税込み)~
2-6. 引手交換
(金属製の)引手が折れてしまった場合、新しい引手へ交換します。
金属の引手は、繰り返し使用することで金属疲労が蓄積され、最終的に折れてしまうことが多いです。
そのまま壊れたパーツを再生して使用するのは不可能ですので、新しい引手を取り付けて再び使用できる状態にします。
その際REFINEでは、新しい引手を在庫から選び、取り付けとなります。
≪引手交換≫ 基本料金:¥3,300(税込み)~
症状:引手が折れた
修理内容:引手交換
修理料金:¥3,300(税込み)
2-7. 革引手作成+取り付け
(革製の)引手がちぎれてしまった場合、新しく革引手を作成して取り付けます。
革引手は材質的に、金属製の引手より強度が弱いです。
そして、引手というのはファスナーを開け閉めするたびに力がかかるパーツですから、「引手の革の部分だけちぎれてしまって…」と修理に持ち込まれるお客様は多数いらっしゃいます。
その為、改めて強度を確保するという目的で、新しく革引手作成+取り付けという修理になります。
≪引手作成≫ 基本料金:¥4,950(税込み)~
症状:引手がちぎれた
修理内容:引手作成
修理料金:¥5,500(税込み)
2-8. ファスナー交換
・ファスナーが汚れている
・ファスナーに穴が開いた
・エレメントが取れた
こういった3つの場合は、新しいファスナーに交換します。
≪ファスナー交換≫ 基本料金:¥6,600(税込み)~
ファスナーの汚れは、使用するたびに目につきますよね。
特に、白やベージュの明るい色だと黒っぽい汚れが目立ってしまいます。
新品の綺麗なファスナーに交換することで、商品全体の印象も明るくなりますよ!
症状:ファスナーテープが汚れた
修理内容:ファスナー交換
修理料金:¥9,900(税込み)
また、ファスナーとバッグや財布本体の境界に穴が開いてくるのもよくある現象です。
このまま使用していると、穴は広がっていく一方です。
早めにファスナー交換を行いましょう。
症状:ファスナーに穴が開いた
修理内容:ファスナー交換
修理料金:¥8,800(税込み)
加えて、エレメントに不具合がある場合も、新しいファスナーに付け替えましょう。
エレメントの不具合には
・目視できる場合=エレメントがいくつか外れている場合
・目視できない場合=なぜかわからないけどファスナーが動かなくなった場合
の2つがあります。
エレメントは単体で外したりつけたりすることはできませんので、上記2つの場合どちらもファスナー丸ごと交換です。
症状:エレメントが取れた
修理内容:ファスナー交換
修理料金:¥13,200(税込み)
3. ファスナー修理にREFINEがおすすめの理由4つ
ファスナー修理を依頼できる修理専門店は数多くありますが、その中でもリペアスタジオREFINEをおすすめする理由は以下の4つです。
・ファスナー交換の場合、豊富なファスナー在庫と糸在庫の中から一番なじむものを選択できる
・スライダー交換の場合、有名ブランドで使用している海外製のスライダーにも交換できる
・引手の革パーツ作成+取り付けの場合、再現性の高い革パーツにより新品のような仕上がりになる
・ファスナー修理専門職人がいる
納得して修理に出すために、一つ一つ詳しく見ていきましょう!
3-1.【ファスナー交換の場合】豊富なファスナー在庫と糸在庫の中から一番なじむものを選択できる
REFINEの豊富な在庫の中から使用するファスナーと糸を選べるので、しっかりとなじみ元からついていたかのような仕上がりになります。
REFINEでファスナー修理を行ったお客様からよくいただくのは
「まるで元からついていたみたいな仕上がりで感動した!」
という嬉しいお言葉です。
そのクオリティを実現できる理由は以下の2つです。
・650種類以上のファスナー在庫
・2000種類以上の糸在庫
まず、「650種類以上のファスナー在庫」です。
ファスナーは、ファスナーテープやエレメントの色が一つ一つ異なります。
その小さな違いに対応できるかどうかは、在庫の数によって決まるといっても過言ではありません。
その点、REFINEは650種類以上のファスナー在庫を所有しているので、その商品に一番なじむものを選択することができます。
次に、「2000種類以上の糸在庫」です。
REFINEでは、有名ブランドで使用されている糸と同じものを海外から取り寄せて、修理に使用しています。
その数は、太さや色の違いで分類すると2000種類以上。
その為、海外製の商品でもなじむ糸が選択でき、新しく縫った部分も目立つことなく自然に仕上がります。
つまり、ファスナーと糸の圧倒的に豊富な在庫があるREFINEだからこそ、ファスナー交換後も元の商品の雰囲気のまま使用できるというわけです。
3-2.【スライダー交換の場合】有名ブランドで使用している海外製のスライダーにも交換ができる
REFINEは有名ブランドが使用しているスライダーも所持しており、スライダー交換してもデザイン性を損なわない仕上がりです。
有名ブランドなどデザインにこだわった作りの商品は、スライダーもデザイン性が高いものを使用しています。
使用されている代表的なファスナーメーカーは
・Lampo(ランポ)
・riri(リリ)
・RACCAGNI(ラッカーニ)
等です。
REFINEでは上記3つのメーカーのスライダーは全て所有しており、修理に使用できます。
これらのスライダーを修理に使用している修理専門店は、日本で少数。
REFINEの修理以外だと、あまり目にできないスライダーです。
また、スタンダードな国産メーカー「YKK」のスライダーも取り揃えているので、幅広い商品のスライダー交換に対応可能です。
このように多くの種類の在庫を所有しているため、元のパーツと全く同じものが無かったとしても商品のデザインに合わせた選択が可能ですのでご安心ください。
REFINEのスライダー交換ならば海外製のスライダーにも交換可能な為、元のデザイン性はそのままに修理後も快適に使用できます!
3-3.【革引手作成+取り付けの場合】再現性の高い革引手により、まるで新品のような仕上がりになる
REFINEの修理では、再現性の高い革引手によって、ちぎれてしまった革引手を復元したかのような仕上がりでお返しできます。
先ほどもお話した通り、引手は力がかかりやすいパーツです。
だから、金属製でも革製でも一度壊れてしまった引手は基本的に再利用できません。
革引手がちぎれてしまった際、REFINEではたくさんの革在庫から厳選した似寄りの革を使用して、元のパーツを再現します。
その際、使用する革はもちろん、革の側面に塗られている塗料(ニス)の色までぴったり合わせるので、まるで元の引手を復元したかのような仕上がりです。
このニスの色を作り出す作業は「調色」と呼ばれ、とても難易度が高いです。
例えば、絵の具で想像した色を作れずヤキモキした経験はありませんか?
ニスを調色するのはそれよりもさらに難しく、たった1滴で色が大きく変わってしまう為とても繊細な作業で、全体的な仕上がりにも大きく影響してきます。
しかし、REFINEには調色を専門に行う「色のプロフェッショナル」が在籍しており、一つ一つの商品に対して精確な色を作り出すことができるので、安心してお任せください。
つまり、革引手がちぎれてしまった時にREFINEで修理すれば、ちぎれる前の状態が復元されて手元に戻ってくるということです。
3-4.ファスナー修理専門の職人がいる
REFINEにはファスナーの修理を専門とした職人が在籍しており、様々なファスナー修理を日々行っています。
我々リペアスタジオREFINEは、修理歴30年の職人を中心としたプロ集団です。
そして、職人一人ひとりが専門の分野に特化した技術を日々磨いています。
調色のプロ、金具のプロ、ミシンのプロ、コバ塗のプロ、そしてファスナーのプロ。
ファスナー専門の職人は、一日に平均して20本ものファスナー修理を行っています。
つまりREFINEでのファスナー修理ならば、数々の事例を見てきたからこその安定した美しい仕上がりを体感いただけます。
ファスナー修理は、圧倒的な知識と経験を持ったREFINEのファスナー専門職人にぜひお任せください!
4. ファスナー修理でよく聞かれるQ&A
ここでは、ファスナー修理の際によく聞かれる4つのQ&Aをまとめました。
・ファスナー修理をブランド正規店と修理専門店に頼んだ場合の違いは?
・どんなアイテムのファスナー修理でも依頼できる?
・交通が不便な場所に住んでいるけど、修理対応地域に入る?
・ファスナー修理には、どれくらいの期間がかかる?
修理依頼する際の判断材料として、参考にしてください。
4-1. ファスナー修理をブランド正規店と修理専門店に頼んだ場合の違いは?
ファスナー修理ブランド正規店と修理専門店に頼んだ場合の違いは以下の3つです。
・値段
・修理期間
・オリジナルパーツの有無
値段に関しては、ややブランド正規店の方が高くなる傾向にあります。
また、修理期間は修理専門店の方が短いことが多いです。
しかし、オリジナルの引手やスライダーに関しては、ブランド直営店にしか取り扱いがありません。
自分の目的に合わせたお店選びの判断基準として参考にしてください。
4-2. どんなアイテムのファスナー修理でも依頼できる?
はい!ほとんどのアイテムのファスナー修理をお受けすることができます。
バッグはもちろん、財布、カードケース、キーケース、コインケース、キャリーケース、ゴルフバッグ、そして靴など、REFINEでは多くの修理を承っています。
他店では断られたファスナー修理でも、お気軽にご相談ください!
4-3. 交通が不便な場所に住んでいるけど、修理対応地域に入る?
REFINEはネット受付の為、全国のファスナー修理に対応しています。
REFINEのお修理の流れは、
①お問合せページ/公式LINEより修理依頼
②REFINEより概算見積のご連絡
③お客様が商品を発送
④商品がREFINEの工場に到着
⑤REFINEより正式な見積のご連絡
⑥商品の修理
⑦REFINEからお客様のお手元へ発送
つまり、ネットで見積を行いお客様ご自身で商品を発送していただければ、どの地域からでも修理を依頼していただけます!
4-4. ファスナー修理には、どれくらいの期間がかかる?
REFINEでのファスナー修理は、1週間ほど期間をいただいています。
5章でお話した通り、REFINEにはファスナーの在庫が数多くあります。
その為、商品に合ったファスナーをすぐに使用できる場合が多く、1週間という短い期間でお返しすることができるのです。
これがもし在庫を所持しておらずメーカー元から取り寄せる場合だと、3週間ほどかかります。
REFINEでも稀にそういったパターンが発生しますが、ほとんどの場合は在庫から最適なファスナーを選択して1週間目安でお返しすることが可能です。
5.まとめ
今回のコンテンツまとめです。
・ファスナー修理を依頼するなら、どこにトラブルがあるか見極めることが重要
・各トラブルの応急処置は表面上の対処に過ぎないが、プロに修理を頼むことで根本の原因が取り除かれ修理後も長く使うことができる
・ファスナー修理は、ファスナーと糸の在庫が豊富にありファスナー修理専門の熟練した職人が在籍するREFINEがおすすめ!
このコンテンツが、一人でも多くの「ファスナー修理で迷っている人」のもとに届き、正しい判断の手助けとなったら嬉しく思います!