私たち職人にできること ~マスク生産プロジェクト~

2020.06.23


職人は家でも職人 NEW

こんにちは。リペアスタジオREFINEです。

約7週間に渡る緊急事態宣言が遂に解除となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この度、【NEWS】コンテンツをリニューアル。

「お客様にとって有益な情報を詰め込んだ1冊の本」というコンセプトのもと、【REFINE BOOK】コンテンツ として情報発信していきます。

よろしくお願いします。

さて、新型コロナウイルスの様々な影響で、働き方が多様化しています。

当社も、4月上旬から5月末までテレワーク体制を導入しました。

その期間中、「何か家でもできることを」と考えた結果、「マスク生産プロジェクト」の立ち上げに至りました。

社員とその家族分として100枚、自治体への寄贈分として600枚!のマスク生産を5月中旬に完了し、配布・寄贈済です。

ここで、プロジェクトリーダーへのインタビューを紹介します。

-マスク作製お疲れさまでした。作製を進めるにあたり、こだわった点はありますか?

ただマスクを作るのではなく、つける人が快適に使えるように、と工夫を施しました。

布マスクは、一般的に不織布よりもウイルス透過率が高いと言われています。

なので、間に不織布やキッチンペーパーなど、フィルターを入れられるように2重構造にしました。

また、個人の顔にフィットするように、ノーズワイヤーを使い捨てマスクから流用して仕込めるようにしました。

資源の有効活用という点では、作製途中で生地の無駄が出ないように四角いプリーツタイプを採用し、耳にかけるゴムの使用量がなるべく少なくて済むように直接縫込む形で作製しました。

マスク 3色 新2
-なるほど、たくさんのこだわりを詰め込んだマスクなのですね。作製途中で大変だったことは、ありましたか?

ミシンを扱うとはいえ、普段行っている作業と異なる事もあり、慣れない部分が多かったです。

デザイン→試作→材料調達→生産。

計画を立てて綿密に管理していくのが、大変でした。

しかし、「自分の行動で救える命があるかもしれない」という想いで、マスク作りに専念しました。

-大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。

プロジェクト立ち上げ当初はマスクの材料が全体的に品薄で生地の入手も困難でしたが、当社社員の繋がりで「ATELIER to nani iro」の素敵な生地を全3種類購入することができました。

水彩画家かつテキスタイルデザイナーである伊藤尚美さんのデザインは、どれも色彩が美しく見ているだけでも優しい気持ちになれます。

ご興味のある方は、Instagram等チェックしてみてください。

マスク着用は自分だけでなく、周囲の方を守ることにもつながります。

私もいただいたマスクを有効活用し、きちんと予防に努めたいと思います。

それでは、また次のPageでお会いしましょう。

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