2022.01.18
気に入って購入したベルトをつけてみたら思ったより余り部分が長い…
元々あいている穴で留めると、自分の体形にフィットしないな…
そう思ったものの、自分ではベルトの長さ調整が出来ずにお困りではありませんか?
ベルトには、
・自宅で長さ調整ができないタイプ
・構造上は自宅で長さ調整可能なタイプ
の2種類があります。
「自宅では長さ調整ができないタイプ」というのは、バックルが縫い付けられていたりネジで留まっているベルトを指します。
これらは、長さを調整するためにステッチを解いたり、ネジを外す必要があります。
加えて、長さ調整後にはそれを元に戻さなければいけないので、そもそも自宅で対処するのは難しいのです。
その為、このタイプのベルトの長さを調整したいなら修理専門店に依頼しましょう。
次に、「構造上は自宅で長さ調整可能なタイプ」というのは、端がバックルの中に入り込んでいるベルトを指します。
このタイプは、構造上バックルを綺麗に外すことができれば長さ調整は可能なのですが…バックルを外すにはドライバーなどの工具を使用するので、工具の扱いに慣れていない人だと誤って本体やバックルを傷つけてしまうリスクがあります。
その為、構造上長さ調整できるタイプでも、自分で長さ調整を行うのはあまりおすすめできません。
さて、ベルトの長さを調整し美しく身に着けるには以下2つの方法があります。
・ベルト穴を増やす【穴あけ】
・ベルトの長さを短くする【カット】
それぞれに特徴があるので、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。
そこで今回は、「ベルトが自分にフィットしなくて困っている人」に向けて、年間約4000本のベルトの穴あけ/カットを行っているリペアスタジオREFINEが
・プロに預けると自分で長さ調整できないベルトの悩みが解決する理由2つ
・ベルトの長さを調整する【穴あけ】と【カット】、それぞれの特徴
・修理専門店によるベルト穴あけ/カットの事例写真と料金紹介
など、「ベルトの長さを調整して美しく身に着けるための情報」をまとめました。
このコンテンツを読めば、ベルトの長さに対する悩みが解決するでしょう。
是非最後までお付き合いください!
目次
1. 自分で長さ調整できないベルトをプロに預けると悩みが解決する理由2つ
自分で長さを調整できないベルトをフィットさせたいと思った時、プロに依頼すると悩みが解決する理由は2つあります。
・プロなら、ベルトの長さを調整するために一度分解しても、綺麗に仕上げるための知識と経験があるから
・プロなら、長さ調整のためにあけるベルト穴の形や大きさを揃える専用の道具と高い技術があるから
では、1つずつ解説していきます!
1-1. プロなら、ベルトの長さを調整するために一度分解しても、綺麗に仕上げるための知識と経験があるから
プロならば、長さを調整するためにベルトを分解してしまっても、元の通り綺麗に仕上げるための豊富な知識と技術があります!
先述の通りベルトには様々な構造がありますが、どの構造のベルトをカットして長さ調整する場合でも共通するのは「一度分解する」という工程です。
ベルトは基本的に端をカットするので、バックルを工具で外したり、ステッチを解いたりします。
その際、自宅だと
「手が滑って、ベルト本体にキズをつけてしまった…」
「縫い目を解いたのはいいけど、縫い直せない…」
といったトラブルが起こりかねません。
しかしプロであれば、工具の扱いに慣れているので正確にベルトを分解できますし、機器も揃っているのでステッチを再び入れることができますね。
さらに、
・バックルを留めていたネジやカシメの穴が残らないように
・バックルが縫い付けられていたステッチの穴が目立たないように
など、綺麗に仕上げるための独自の技術を持つお店もあるので、お店選びも重要です。
また、ベルトカットを綺麗に仕上げるためには、
①ベルトを分解する
②カットする部分を見極める
③正確に決めた分だけカットする
④カットした断面などの処理を行う
⑤バックルを元の通り取り付ける
といった、多くの工程が必要になります。
しかし、プロは普段から多くのベルトカットを行っているので一つ一つ確実に行うことができるでしょう!
つまりベルトの長さ調整の豊富な知識と経験を持ったプロならば、確実にベルトを分解できカットした後も綺麗に仕上げることができます!
1-2. プロなら、長さ調整のためにあけるベルト穴の形や大きさを揃える専用の道具と高い技術があるから
「専用の道具」と「正確に穴をあける技術」を持つプロならば、長さ調整のために、元々あいているベルト穴と同じ形・大きさの穴をあけることができます。
ベルトに穴をあける際に使用するのは、「ポンチ」という専用の道具です。
ベルトによって穴の形は丸や楕円・切り込みが入ったものなど様々ですし、大きさも異なりますね。
市販されているポンチもありますが、自分のベルト穴と同じ形・大きさを探し出すのは大変です。
さらに、特殊な形の穴の場合は、販売すらされていない可能性もあります。
また、ポンチをベルトにあてて木づちや金づちで叩くことで穴があくのですが、この作業を慣れていない人が行うと
・ベルトに対して斜めに穴があいてしまった…
・穴の位置があけたかった場所からずれてしまった…
といったトラブルが起こりやすいです。
つまり、ベルトに穴をあけようと思った時には
①自分があけたい穴と同じ大きさ・形のポンチを用意する
②曲がらないように自分のあけたい位置へ的確に穴をあける
と、「道具」と「技術」が必要になるわけです。
しかしプロならば、様々な形・大きさのポンチを所持していますし、お店によってはオリジナルのポンチを作製しているところもあります。
また、ベルトの穴あけを紹介している修理専門店なら、経験も豊富で高い技術が期待できるでしょう。
一度あけてしまったベルト穴は、元に戻りません。
ちょうど良い場所に綺麗に穴をあけたい場合は、プロに頼むのが確実です!
2.ベルトの長さを調整する方法は【カット】と【穴あけ】の2つ!それぞれの特徴をご紹介
ベルトの長さを調整する方法は2つあり、それぞれに以下のような特徴があります。
・【カット】ベルトの長さを短くするだけで穴をあけないので、デザインの変化が無い
・【穴あけ】ベルト全体の長さは変わらない仕上がりで、費用を抑えることができる
それでは、詳しく見ていきましょう!
2-1. 【カット】ベルトの長さを短くするだけで穴をあけないので、デザインの変化が無い
ベルトを【カット】すると、基本的に全体のデザインは変えることなく、長さを短くすることができます。
【カット】はその名の通り短くしたい分だけベルトを切る作業ですので、基本的に購入時のデザインを崩すことなく長さを変えることができます。
その為、自分にフィットするベルト穴が無い場合も、詰めたい分だけカットしてしまえば元の穴でぴったりと着用することもできます。
また1-1でお話した通り、ベルトには様々な構造があり、それぞれに最適なカット方法があります。
しかし、デザイン性が高いベルトはカットできる部分が無い場合も…。
その時は、【穴あけ】での対応となります。
加えて、一度カットしてしまうと元の長さに戻すことはできません。
その為、カットする長さは確実に設定する必要がありますね。
つまり【カット】は、ベルトのデザインを変えずに長さを短くしたい方におすすめです。
2-2. 【穴あけ】ベルト全体の長さは変わらない仕上がりで、費用を抑えることができる
ベルトに【穴あけ】をする場合、ベルト全体の長さは変わらず、カットよりも費用を抑えることができます。
【穴あけ】はピンを通す穴を増やす作業です。
その為、ベルト全体の長さはそのまま変わることはありません。
また、REFINEの料金を一例として挙げると、カットの基本料金¥5,500(税込み)~に比べて、穴あけの基本料金は1箇所:¥2,750(税込み)、2箇所:¥ 3,300 (税込み)です。
つまり、1箇所穴をあける場合は¥2,750(税込み)、2箇所穴をあける場合は¥2,200費用を抑えることができますね。
ちなみにベルトの穴は奇数開いていることが多いので、あける穴の数は2個など偶数にするのがおすすめでが、
・穴をあけた分だけバックルが内側に入るので、ベルトの余り部分が長くなる
・あけた分だけベルト穴の数は増える
という特徴があるので、全体的なバランスを考慮してあけるベルト穴の数を決めると良いでしょう。
つまり【穴あけ】は、費用を抑えつつベルト全体の長さを変えずに体形にフィットさせたい方におすすめです。
3.プロによるベルトの【カット】【穴あけ】の事例写真と料金のご紹介
3-1.【カット】
修理内容:ベルトカット
修理料金:¥5,500(税込み)
修理内容:ベルトカット
修理料金:¥5,500(税込み)
修理内容:ベルトカット
修理料金:¥5,500(税込み)
3-2.【穴あけ】
修理内容:ベルト3箇所穴あけ
修理料金:¥3,850(税込み)
修理内容:ベルト2箇所穴あけ
修理料金:¥3,300(税込み)
4. リペアスタジオREFINEがベルトの【カット】や【穴あけ】におすすめの理由
REFINEがベルトの穴あけやカットにおすすめの理由は、「専門道具がしっかり揃っており、ベルトの【カット】【穴あけ】の豊富な修理実績があるから」です。
2-1でお話した通り、ベルトに穴をあけるのには「ポンチ」という専用の道具が必要になります。
REFINEのアトリエには、なんと約150本ものポンチがあるのです!
ミリ単位で大きさが違ったり、ただの丸だけでなく楕円だったり、そのバリエーションは豊かで、中には市販のものに職人が手を加えて作成されたオリジナルのポンチもあります。
また、REFINEではベルトカットに革専用の包丁を使用します。
その包丁は毎日、職人一人ひとりが時間をかけて研ぎ、常に切れ味がなまらないようにキープしていますよ!
このように、専用の道具がしっかりと揃っているのもREFINEの強みです。
しかしREFINEをおすすめする一番の理由は、年間約4000本もの修理実績に裏付けられた最高の技術力があるからです。
多くの修理実績があるということは、その分野に特化した知識を持ち、経験を積んでいる職人が在籍しているということですよね。
先述の通り、ベルトの穴あけやカットには「的確な判断」と「正確な作業」が求められます。
その為、
・決めた場所にまっすぐ穴をあける
・デザインを崩さないように、最適な場所を最適な方法でカットする
・元のデザインをなるべく崩さず仕上げる
といったことを実行するには、様々なベルトのデザインや構造を目にし、実際数たくさんの作業をこなす必要がありますね。
だからこそ、ベルトの穴あけ/カットを安心して依頼するには、それらを多くこなしている修理専門店を探し出す必要があるわけです。
長すぎるベルトに困った際は是非、ベルトの穴あけ/カットの高い技術力を持つREFINEへご相談ください!
5. REFINEでベルトカットを依頼する際の5つ手順と注意点3つ
ベルトカットをお問合せいただく際には、問い合わせページの「破損箇所・修理内容」に「ベルトをどのくらいカットしたいか」をcm単位で書いていただきます。【例1】【例2】
また、LINE見積りの場合でも、「ベルト全体の写真」と「希望のカットの長さ」をお送りいただきます。
そこでこの章では
・ベルトをカットする長さを決めるための手順5つ
・REFINEでベルトカットを依頼する際に必ず知っておいてほしい注意点3つ
をお伝えします。
参考になさってください。
5-1. カットする長さを決めるための手順5つ
カットする長さを決める際は、以下の5つの手順で切るべき長さを設定すると良いでしょう。
自分がメインで使用したいベルト穴にバックルのピンを入れて着用する。
その状態で、バックルの外側フチに合わせてマスキングテープやポストイットなどで印をつける。
*この時、必ずマスキングテープやポストイットといった「粘着力の弱いもの」を使用してください。 セロハンテープやガムテープなどをベルトに貼ると、剥がす際にベルト表面も一緒に剥がれてしまう可能性があるので、ご注意ください!
バックルのピンをベルト穴から抜いてベルトの先端を引っ張り、フィットさせる。
フィットさせた状態で、バックルの外側のフチ(青点線)に合わせてマスキングテープなどで印をつける。
②でつけた印と④でつけた印の間の長さを測る。
こうすることで、必要なカットする長さを測ることができます。
そして、その測った長さを「破損箇所・修理内容」にcm単位でご記入ください。
5-2. REFINEでベルトカットを依頼する際に必ず知っておいてほしい注意点3つ
REFINEでベルトカットをご依頼いただく際、以下3つの注意点をご確認ください。
REFINEでのベルトカットは0.5㎝刻み
REFINEでのベルトカットは0.5㎝刻みで承っています。
その為、測った長さが「0.5㎝刻みでない」場合は、それに近い0.5㎝刻みの長さでご指定いただくことになります。
例えば、6-1の写真のベルトは測った長さが11.6㎝だったので、11.5㎝もしくは12㎝でのカットが承れます!
【例】3.6㎝だった場合…「3.5㎝」 もしくは 「4.0㎝」
9.2㎝だった場合…「9.0㎝」 もしくは 「9.5㎝」
革がメッシュ状に編まれているベルトに関しては、カットできる長さが限定される
下の写真のように、「革がメッシュ状に編み込んであるベルト」に関しては、デザインを変えないためにメッシュの頂点と頂点の間で切る必要があります。
その為、頂点から頂点の最短の長さ刻みでカットの長さを決めていただくことになります。
【例】上のベルトの場合、メッシュの頂点から頂点の最短の長さは1.5㎝なので、1.5㎝、3.0㎝、4.5㎝…という長さでのカット
返却される「カット残(カットした部分)」が指定したカットの長さと異なる場合がある
REFINEでは「カット残」をベルトに同封してお返ししていますが、ベルトの素材や作りによっては、「カット残」の長さがご指定のカットの長さと一致しない場合があります。
しかし、これは決してカットする長さを間違えているわけではありません。
例えば、生地や革が縫い合わされてできているベルトは、カットした後に生地や革同士を再び縫い合わせるための「縫い代」が必要になります。
そのような場合は、カットした部分の両端1㎝ずつを縫い代として確保するので、実際にカットする長さは 「ご指定のカットの長さ-2」㎝ になります。
【例】「5㎝カット」というご指定の場合、計2㎝を縫い代として利用するので、カット残は3㎝
このように、カット残の長さとご希望のカットの長さが異なる場合でも、きちんとご指定の通り短くなっていますのでご安心ください!
6. REFINEでベルトの穴あけを依頼する際の注意点
ベルトの穴あけをお問合せいただく際には、問い合わせページの「破損箇所・修理内容」に
・どちら側の端の穴から
・どの間隔で
・いくつ
ベルト穴をあけたいのか、お書きいただきます。
また、LINE見積りの場合も、「ベルト全体の写真」と「どちら側の端の穴から、どの間隔で、いくつ」穴あけをしたいのか、お送りいただきます。
その際に気を付けていただきたい注意点は以下2つです。
・穴あけ後の着用イメージに合わせて「どちら側の端の穴から」あけるかが変わる
・自分で穴をあける間隔を設定する場合は「基準となるベルト穴中央から新しくあけるベルト穴中央まで」を測る
それぞれについて見ていきましょう!
7-1. 穴あけ後の着用イメージに合わせて「どちら側の端の穴から」あけるかが変わる
ベルト穴を新しくあける場合、穴あけ後の目的に合わせて「先端側にあけるか」と「バックル側にあけるか」を変える必要があります。
今より短く着用したい場合は「バックル側」に穴を増やし、今より長く着用したい場合は「先端側」に穴を増やすわけです。(下図参照)
その為、お問合せいただく際には、穴あけ後の着用イメージを踏まえて
「どちら側」の端の穴から
というのを必ず記載していただくようお願いします。
7-2. 自分で穴をあける間隔を設定する場合は「基準となるベルト穴中央から新しくあけるベルト穴中央まで」を測る
ベルト穴は通常、2.5~3cmの等間隔で開いています。
その為、元のベルト穴と同じ間隔で新たに穴をあけたい場合は「等間隔で」とお書きください。
ただ、等間隔であけても自分にフィットしなさそう…といった場合は、ご指定の間隔で穴をあけることもできます。
その際に注意していただきたいのは、間隔を決める際の測り方です。
REFINEで等間隔以外のベルト穴あけを承った際は、基準となるベルト穴中央から新しくあけるベルト穴中央までが、ご指定の間隔になるように作業しています。
例:先端側の端の穴から3.5㎝のところに1つ穴あけ というご指定をいただいた場合
その為、オリジナルの間隔をご自身で設定される際には、必ず「基準となるベルト穴中央から新しくあけるベルト穴中央までの長さ」を測り、お伝えください
7. ベルトの【カット】【穴あけ】でよく聞かれる質問
ベルトの【カット】や【穴あけ】をご依頼いただく際、
「どんなベルトでも希望通りにカットや穴あけをしてもらえるの?」
とご質問をいただくことがよくありますが、ベルトのカットや穴あけについてはベルト現物を確認した後、変更のご提案をする場合があります。
ベルトのカットや穴あけは、一度作業すると元に戻すことはできません。
だからこそREFINEでは、カットする部分や穴をあける位置などを慎重に判断します。
送っていただいたベルト現物を確認した結果、
・カットの長さ変更のご提案
・穴あけ個数や間隔変更のご提案
・カット/穴あけが不可能であるご連絡
を送らせていただくこともございます。
どうぞご了承ください。
8. まとめ
今回のまとめです。
・フィットしないベルトは【カット】や【穴あけ】で美しく身につけることができる
・ベルトの【カット】や【穴あけ】はプロに頼むと確実に綺麗に仕上がる
・ベルトの長さの悩みを解決するには、専門の道具や高い技術があり、豊富な穴あけ/カット専門の修理実績があるREFINEがおすすめ!
このコンテンツを読むことで、フィットしないベルトの長さついての悩みがなくなれば幸いです!
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