2020.11.06
こんにちは。リペアスタジオREFINEです。
皆さんは「職人」にどんなイメージをお持ちですか?
頑固?寡黙?不愛想?
何となく怖そうなイメージでしょうか?
でも、そうではないのです。
確かに、作業中は皆集中しているため必要最低限の会話のみ。
仕事と真剣に向き合う姿勢は、世間の「職人」イメージそのものです。
しかし一度作業を離れれば、皆ユニークで優しい人ばかり。
休憩時間のアトリエはいつも和気あいあいとした雰囲気です!
そんなリペアスタジオREFINEは、お預かりしたものに「復元」を施してお返しし、愛着を持って長く使用していただくことを目標としています。
今回のお修理はまさに「復元」といえる仕上がりとなっていますので、お楽しみに!
目次
1.お修理品の紹介です
今回お預かりしたのは、Blumarine(ブルマリン)の鞄です。
メタリックなカーキが印象的ですね。
ブルマリンは、デザイナーのアンナ・モリナーリが彼女の夫と共にイタリアで設立したブランド。
2人が好きなブルーや海にちなんでつけられた「ブルマリン」コレクションは、ミラノ・イタリア国際ファッション見本市で最優秀デザイナー賞を獲得しています。
また、1987年からはミラノコレクションへの参加も。
国内では高島屋日本橋や阪急百貨店梅田本店、博多大丸などに店舗が存在します。
2.お修理箇所はこちら
鞄本体が、ビリっと破けていますね…。
以前、別のおはなしでも書きましたが、鞄の持ち手はどうしても力がかかるので破れたり取れやすいもの。
(あなたの鞄の持ち手は大丈夫ですか?【FENDI 鞄のお修理】 参照)
このまま縫い直しただけでは、再発してしまう恐れがあります。
「せっかくお修理を承ったのだから、長く最善の状態で使用していただきたい!」
今回は、破れてしまった箇所以外の補強も提案させていただき、「持ち手付け根全箇所の補強」という内容で承りました。
3.修理途中を少しお見せします!(動画あり)
「補強」という修理はたくさんの種類があります。
持ち手付け根の補強でも、「持ち手自体を補強する」のか「本体側を補強する」のか…お預かりした商品の状態を見て職人がその都度ベストな方法を選びます。
(*今回は鞄自体が破れてしまっていたので、本体側を補強しました。)
筆者が入社した際、「補強とは、見た目は変えずに強度をあげることだ」と教わりました。
「見た目を変えないのに強度をあげる?そんなことが可能なの?」と驚いたのを今でも覚えています。
詳しい方法は企業秘密となる為おはなしできないのが残念ですが…。
REFINEの職人は、「なるほど!」と納得する方法で元の状態より強く、見た目は元通り美しく仕上げることが出来ます!
安心してお預けください。
それでは、修理過程を少しだけお見せしますね。
一目ずつ元の針穴へ針を落としていくことで、本体へキズをつけずに仕上げることが出来ます。
また、ミシンは通常手前から奥へと縫い進めていくのですが、今回のように横縫いを行うのもREFINEの職人ならでは。
縫い糸もたくさんの種類の中から元となるべく近い色を厳選して使用していますので、縫った場所がわからないほどのクオリティです!
4.お修理完了しました
本体の破れていた部分が、すっかり綺麗に直っています!
元の状態が想像つかないほどの仕上がりですね。
その他の箇所も、しっかり強度を上げる処置を施しました。
5.納期と料金はこちら!
今回のお修理の納期と料金のご案内です。
<納期>
お修理品がお客様のお手元に戻るまでの流れは、
リペアスタジオREFINEのアトリエにお修理品到着→見積もりご連絡→お客様に了承をいただいてからお修理スタート→出来上がり次第発送
です。
REFINEでは基本的に10日間納期をお約束していますが、今回はそれよりも早い8~9日でお客様へお届けすることができました!
<料金>
持ち手付け根(本体側)4箇所補強→¥16,500(税込み)
*補強に関しては、商品の種類・状態によって料金が変わりますのでご了承ください。
*送料は別途ご負担をお願いします。
6.まとめ
いかがでしょうか?
私たちリペアスタジオREFINEは、一人でも多くの方にREFINEの「復元」を体験していただきたいと思っています。
お使いの鞄・財布・靴・アクセサリー等にトラブルがあった際には、是非一度ご相談ください!
また、Twitterにて様々なお役立ち情報・リペアスタジオREFINEについて等、発信しています。
よろしければご覧ください!
それでは、また次のPageでお会いしましょう。
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