2022.07.22

エルメス商品のお修理をどこに頼むべきか、迷っていませんか?
エルメスの商品を修理する方法は以下の2つです。
・正規リペアサービスへ依頼
・修理専門店へ依頼
エルメスの正規リペアサービスに依頼した場合、金具や革など「正規の素材」を使用して修理してもらうことができます。
その為、エルメスのロゴが入っている金具や革にトラブルが起きた場合は、まず最初にエルメスの店舗に相談すると良いでしょう。
ただし、正規のリペアサービスでは商品の状態や希望の修理内容によっては断られることがあるようですので、注意が必要です。
一方、修理専門店は「正規の素材」が使用できない代わりに、正規リペアサービスで断られてしまった商品でも修理可能な場合があります!
また、正規リペアサービスより修理料金が抑えられたり、早く手元に戻ってくる傾向にあります。
(参考記事:ルイヴィトンの持ち手を交換したい方必見!修理料金の目安と事例写真)
その為、
・なるべく修理料金を抑えたい!
・できるだけ早く使用したい!
・思い出の詰まった品だから絶対に直したい!
という方は、修理専門店への依頼を検討するのも良いでしょう。
しかし、
「値段が安い分、仕上がりが心配…」
「早く仕上げるために、手を抜いたりしていない?」
と修理専門店について不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、修理専門店の一例として【数多くのエルメスのお修理実績があるリペアスタジオREFINE】のエルメス修理事例16選を写真付きでご紹介します!
それら事例を見れば、修理専門店の仕上がりや料金、納期の【目安】がわかり、実際に自分が修理を依頼する際のイメージがつかめるでしょう。
是非、最後までご覧ください!
目次
1. バッグのお修理7選!
この章ではバッグを以下4つの部分に分けて、それぞれのお修理事例を紹介します。
・持ち手
・金具
・革パーツ
・バッグ本体
では、一つずつ見ていきましょう!
1-1. 持ち手の修理
REFINEでのエルメスのバッグ持ち手の代表的な修理として「持ち手作製」があります。
持ち手に全体的なダメージがある際は、そのまま使用していると切れてしまうこともあります。
その為、新しく作製した持ち手を付け直すことで、修理後も長く快適に使用していただけますね!
REFINEの持ち手作製では、
・革
・糸
といった使用する素材を厳選し、
・持ち手側面に塗ってある革用ニスの色
・持ち手内部の芯の固さや形 も元の持ち手を再現するので、バッグの印象を変えること無く手元にお返しできるでしょう!

修理内容:持ち手作製
修理料金:¥28,600(税込み)
納期:14日間
1-2. 金具の修理
エルメスのバッグ金具のお修理事例は以下の2つです。
・金具固定
・金具磨き
金具固定
バッグについている金具が緩んできたら、「金具固定」を行います。
バッグに取りつけられている金具が折れたわけではなく、ぐらついて不安定な状態になった時はすぐに「固定」し直しましょう。
なぜなら、ぐらついたまま使用していると最悪の場合、折れて交換となってしまうこともあるからです。
緩んだブランドオリジナルの金具を活かして修理したい方は、金具の固定を早めに依頼すると良いでしょう!

修理内容:金具固定
修理料金:¥7,700(税込み)
納期:7日間
金具磨き
金具の表面が曇ってきたら、「磨き」をしてピカピカにすることができます!
バッグの金具は、使用しているうちに表面に汚れがついて曇ってきてしまいがちです。
そんなときは、専用の道具を使用して表面を磨いてあげることで、曇りがとれ表面を綺麗な状態に戻すことができますよ!

修理内容:金具磨き
修理料金:¥13,200(税込み)
納期:7日間
1-3. 革パーツの修理
REFINEでのエルメスバッグ革パーツのお修理事例は、以下2つです。
・テーピング全体作製
・革ベルト作製
テーピング全体作製
テーピングが経年によってひび割れたり色が剥げてきた際は、「テーピング作製」をします。
テーピングは、バッグの開口部(天口)についていることが多い細い革パーツです。
・ものを出し入れする際に擦れる
・開け閉めなどの動作に合わせて折れ曲がる
という理由から、擦れやひび割れが起きやすいのです。
そんな時は、テーピングを新しく作製し取り付け直すことで、再び快適に使用することができますね!
また、テーピングの一部分のみにダメージが出ている場合は「テーピング一部作製」を行うこともできます。

修理内容:テーピング全体作製
修理料金:¥22,000(税込み)
納期:14日間
革ベルト作製
革で出来たベルトパーツにダメージがある場合は、「革ベルト作製」を行います。
革ベルトも、使用による摩擦で
・ステッチほつれ
・色剥げ
・中に入っている芯折れ
などトラブルが起きることが多いパーツです。
その際は、厳選した素材で革ベルトを作り直します。
REFINEでは元のベルトを忠実に復元するので、違和感の無い仕上がりで手元にお返しできるでしょう!

修理内容:革ベルト作製
修理料金:¥19,800(税込み)
納期:14日間
1-4. 本体の修理
バッグ本体のお修理で代表的なものは、以下の2つです
・ロゴ補修
・補色
ロゴ補修
バッグに刻印されているエルメスのロゴが薄くなってしまった時は、「ロゴ補修」で復元できます。
そもそも、バッグのブランドロゴは、凸版(スタンプのようなもの)と熱によって、革表面に箔を定着させる「箔押し」という技術で商品に刻印されているものが多いです。
しかし、もとの凸版はブランドオリジナルのものなので、正規ブランドのみ所持しています。
加えて、刻印のし直しは多くのブランドで受け付けていないそうです…。
そこでREFINEでは、ブランドの品位を傷つけることなくロゴの見た目を改善する方法をして「ロゴ補修」というお修理を開発しました。
ロゴ補修とは、【極細の筆】を使用し【ロゴの色に近づけて作製した塗料】を刻印の溝に流し込んでいく、とても繊細で難しいお修理です。
とても難易度が高いが故に、革の状態や刻印の溝の深さによってはわずかにロゴがゆがんだり滲むケースもあります。
しかし、この「ロゴ補修」を行っているお店はREFINE以外にほぼ見かけませんし、REFINEでは月に30件ほどの問い合わせをいただいています。
ロゴの掠れが気になる際は、一度REFINEへご相談ください!

修理内容:ロゴ補修
修理料金:¥11,000(税込み)
納期:7日間
補色
バッグ本体が擦れて色剥げを起こしてしまった際は、「補色」で色を補います。
バッグの補色で多い依頼は、「底角」の補色です。
色剥げは機能的に問題無いのですが、一度気になってしまうと目につきますよね。
そういった場合REFINEでは、元のバッグと同じ色の塗料で色剥げ部分を補う「補色」という修理で対応します。
REFINEでは「色を作る=調色」専門の職人が在籍しています。
その為、補色した部分がしっかりなじみ違和感の無い仕上がりとなるでしょう!

修理内容:底角補色(4ヵ所)
修理料金:¥15,400(税込み)
納期:7日間
2. 財布のお修理9選!
この章では、財布を以下3つの部分に分けてお修理事例を紹介していきます!
・ファスナー
・革パーツ
・財布本体
それぞれ詳しく見ていきましょう!
2-1. ファスナーの修理
エルメスのお財布で多いのは、ファスナー関連のお修理です。
その中でも代表的なお修理は、以下の3つです。
・引手作製
・スライダー交換
・ファスナー交換
引手作製
・引手がちぎれた
・引手の一部が剥がれた
といったトラブルが革引手に起きた際は、「引手作製」を行います。
REFINEが引手作製する際は
①使用する革の質感/色
②引手の側面に塗る革用ニスの色
③ステッチ入れに使用する糸の太さ/色
以上3つにこだわり、元の引手を復元します。
その為に、REFINEには革や糸の在庫を豊富にそろえています。
また、ニスの色を作り出す「調色」専門の職人が在籍しているので、高い再現度で引手を作製することができるでしょう!

修理内容:引手作製+スライダー交換
修理料金:¥11,000(税込み)
納期:7日間
スライダー交換
ファスナーのスライダーに不良が出た場合、「スライダー交換」をします。
スライダーが折れてしまうと、ファスナーの開閉ができなくなってしまいますよね。
その為、スライダーにトラブルが起きたらすぐに交換をおすすめします。
REFINEには有名ブランドで使用されている海外製のスライダーも在庫としてあるので、新しく交換したとしても違和感の無い仕上がりとなるでしょう。

修理内容:スライダー交換
修理料金:¥4,400(税込み)
納期:7日間
ファスナー交換
ファスナー自体にトラブルが起きた際は、「ファスナー交換」を行います。
ファスナーが汚れていたり、ファスナーが噛み合わず閉まらない時は、ファスナー自体を交換しましょう。
ファスナーの汚れは、機能的に問題はないですが、使用する度に目についてしまいますよね。
特に、薄い色のファスナーは汚れが目立ちます。
また、「閉めたはずのファスナーがいつの間にか開いていた…」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
そうすると、財布の中身がこぼれてしまったりして不便ですよね。
そんな時は、ファスナー自体を丸ごと交換することで、快適に使用することができますよ!

修理内容:ファスナー交換
修理料金:¥9,900(税込み)
納期:7日間

修理内容:ファスナー交換
修理料金:¥9,900(税込み)
納期:7日間
2-2. 革ベルトの修理
お財布の革ベルトがボロボロになってしまった時は、「革ベルト作製」を行います。
お財布を留める革ベルトも、頻繁に動かす革パーツなので
・ステッチほつれ
・革用ニスの剥がれ
・色擦れ
などのトラブルが考えられます。
それらトラブルに対して「ステッチ縫い直し」「ニス塗り直し」「補色」といった修理で対応できれば、元の革ベルトを活かせるのですが…全体的にダメージが大きい場合は一から新しい革ベルトを作製し取り付ける修理を行うことによって、修理後も長く快適に使用できるでしょう。
先述の通り、REFINEで「革ベルト作製」を行う場合は、使用する素材を厳選し元のベルトを復元するので、財布本体になじんだ仕上がりになりますよ!

修理内容:革ベルト+革ループ作製
修理料金:¥12,100(税込み)
納期:7日間
2-3. 財布本体の修理
財布本体のお修理については、以下の4つの事例を紹介します。
・汚れ取り
・補色
・ぼかし染め
・縫い直し+ニス塗り直し
汚れ取り
お財布に汚れが付着してしまった時は、「汚れ取り」で綺麗にしましょう。
「汚れ」と一言で言っても、
・種類
・つき方
・経過日数
など、一つ一つの商品で異なります。
REFINEでは、それぞれの汚れに最適な落とし方を選択し実行するので、表面の汚れだけ落とすことができます!
ただ、
・革の内部に深く染みこんでいる汚れ
・汚れ落としで落としきれない種類の汚れ
などは「汚れ取り」では綺麗にすることができないので、次に紹介する「補色」や「ぼかし染め」での対応となる場合があります。

修理内容:汚れ取り
修理料金:¥9,900(税込み)
納期:7日間
補色
お財布本体に【小範囲の色剥げ】がある時は、「補色」という修理を施します。
狭い範囲での色剥げは、本体の革と同じ色の塗料を筆で補う「補色」を行います。
もちろん、使用する塗料の調合は「調色専門の職人」が担当するので、周辺としっかりなじんた仕上がりになりますよ!
*革の上に塗料を乗せているので手触りがわずかに硬くなる場合があること、ご了承ください。

修理内容:補色(両フチ)
修理料金:¥12,100(税込み)
納期:7日間
ぼかし染め
【汚れ取りで取り切れない汚れ】または【中範囲の色剥げ】を改善したいときは、「ぼかし染め」を施します。
「ぼかし染め」というのは、専用の機械を使用し霧状の塗料を吹き付けることで、汚れや色剥げを改善するお修理です。
調合した霧状の塗料をごく薄く何層も吹き付けるので、ムラの無い綺麗な仕上がりとなりますよ!
*革の上に塗料を乗せているので手触りがわずかに硬くなる場合があること、ご了承ください。

修理内容:ぼかし染め
修理料金:¥16,500(税込み)
納期:14日間
縫い直し
お財布のステッチがほつれてしまったら「縫い直し」を行います。
特に財布の中でも折り曲げ部は、使用時の擦れや開閉の動作により、「ステッチ」がほつれてしまいがちです。
また同時に側面に塗ってある「革用のニス」が剥がれてきてしまうことも…。
ほつれや剥がれをそのままにして使用を続けると、そこを起点にどんどん広がってしまうので、それらを見つけたらすぐに修理をすることをおすすめします!

修理内容:縫い直し+ニス塗り直し
修理料金:¥9,900(税込み)
納期:7日間
3. エルメスのお修理にREFINEがおすすめの理由3つ
エルメスの商品のお修理にREFINEがお勧めの理由は以下の3つです。
・10日間納期のお約束
・各修理分野の専門職人が在籍
・数多くのエルメスお修理実績
1つずつ、お話していきます!
3-1. 10日間納期のお約束
REFINEは、お修理がスタートしてから原則10日以に返送する「10DAYS」をお約束しています。
お気に入りのバッグやお財布は自然と使用頻度が高くなります。
それなのに、
「修理に出したはいいものの、1か月近くも返却されなかった…」
なんて事態になったら、がっかりしてしまいますよね。
その為、REFINEでは迅速にお客様の手元にお返しできるよう【お修理スタートから原則10日以内にご返送】という納期を掲げています。
つまり、【お客様の商品がREFINEに到着し、お修理スタートした時点】から10日以内に発送手続きを行う、ということです。
*商品の状態や修理内容によっては、納期として14~20日間いただくことがあります。
お気に入りの持ち物をなるべく早く最善の状態で使用したいなら、是非REFINEへご相談ください!
3-2. 各修理分野の専門職人が在籍
REFINEの職人は、それぞれは修理の専門分野を持っています。
修理専門店のイメージとしては、「一人の職人が複数の修理を行っている」と思われている方も多いと思います。
もちろんそういった店舗も存在していますが、REFINEではあえて職人の専門性を高めた体制を取っています。
例えば、色を作り出す修理は「調色専門の職人」、ファスナーの修理は「ファスナー専門の職人」、金具の修理は「金具修理専門の職人」が担当します。
毎日専門分野の修理を行っているので、その分野に特化した膨大な知識や経験が日々蓄積されていき、技術力は常にアップデートされた状態ということです。
このように、職人一人ひとりに専門性の高さがあるからこそ、各修理の最高品質で仕上げることができ、お客様に満足いただけるクオリティで手元にお返しできるというわけです!
3-3. 数多くのエルメスお修理実績
ご紹介してきた16の事例を含め、REFINEには数多くのエルメスのお修理実績があります。
今まで、REFINEでは様々なエルメスの商品を取り扱ってきました。
その実績に伴い、多くの年代のバッグやお財布などエルメス商品の構造や素材についての知識は、REFINEの職人たちに脈々と受け継がれています。
また、「ロゴ補修」といった独自の修理技術に関しては、サービスを開始したときから現在まで常に技術開発が進められています。
これらは、「一人でも多くのお客様に完全に近い復元を届けたい」という想いから、常に技術向上を目指しているからです。
その為、お客様によりご満足いただける仕上がりを目指して、REFINEでは日々技術力に磨きをかけています。
つまり、エルメス商品の修理に関する膨大な知識と経験を持ち、技術力の向上を怠らないREFINEなら、あなたのエルメス商品には最高品質の「復元」が施されて手元に戻ってくるでしょう!
4. まとめ
今回のまとめです。
・エルメスの商品を修理できるのは「正規リペアサービス」か「修理専門店」の2つ
・正規リペアサービスは、正規のパーツを使用して修理してもらえる
・修理専門店は、正規リペアサービスで断られたものも修理できる可能性があり、正規リペアサービスと比較して修理料金が抑えられたり早く手元に戻ってくる傾向にある
・エルメス商品を修理専門店に依頼するなら、「原則10日間納期で、各修理分野の専門職人が在籍し、確かなエルメス修理実績のある」リペアスタジオREFINEがおすすめ!
このコンテンツを読むことで、一人でも多くの「エルメス商品の修理で悩む人」の力になれたなら幸いです!
また、REFINEではHermèsのシューズについてもお修理(クリーニング)を承っています。
シューズでお困りの際も、お気軽にお問合せください!
決定版!ブランドスニーカーのクリーニングを頼むべき専門店の選び方
