2020.10.27
こんにちは。リペアスタジオREFINEです。
皮革製品を使用していると、特にダメージを受けやすいのは「角」です。
それは構造上仕方のないことなのですが…。
お気に入りのものの角が擦れてしまうと、それだけで悲しい気持ちになりますよね。
そんな「悲しい気持ち」が「感動」に代わる瞬間を、REFINEで体験してみませんか?
目次
1.REFINEの仕上がりは裏切りません
REFINEには数多くの職人が在籍しています。
今回はその中でも「色のスペシャリスト」が修理を担当してくれました。
色の世界は奥深いもの。
「茶色」と一言で言っても、微妙な色味の違いで分類することができます。
また、「同じブランドの同じ型なら絶対同じ色!」というわけではなく、製造過程や使用環境によって色の違いが出てきます。
商品一つ一つの状態に合わせて調色可能な「色のスペシャリスト」がいるREFINEだからこそ、仕上がりには自信があります!
2.実際のお修理について
2-1.修理前の状態
こちらがお客様にお預かりした状態です。
こちらは「テーピング」と呼ばれる部分の色擦れ。
こちらは、「パイピング」と呼ばれる部分の色擦れ。
それぞれ、「銀面」が剥げてしまっていますね。
(銀面についてはこちらのページでおはなししています。)
2-2.「補色」という修理
皮革製品は経年変化で色擦れをおこしてしまう場合が多いですが、思いがけない出来事でダメージが入ることも。
REFINEでは商品の状態に応じて、様々な修理方法をご提案します。
さて、「補色」とはその名の通り色で補う修理。
色剥げはもちろん、ダメージが入ってしまった部分にも対応可能です。
一般的な補色の手順を見ていきましょう。
①下処理
まず、色をのせる部分を整えます。
銀面が剥がれたままだったり汚れが付いたままだと、うまく商品に色がのらず、仕上がりが汚くなってしまうのです。
その為、修理箇所の汚れを落とし表面をなるべく平らにならしたうえで、次の工程へ。
商品によって元のシワを活かす場合もありますが、それはまたの機会におはなしします。
②調色
絵の具を使って色を作るとき、なかなか思った通りの色が出なかった経験はありませんか?
調色という作業はそれよりはるかに難しく、少しでも量を間違えると1つ前と全く異なる色になってしまいます。
また、「1.REFINEの仕上がりは裏切りません」でもおはなしした通り、同じ商品でも色は微妙に異なります。
その商品1つ1つと同じ色を作ることが出来るのは、REFINEの職人だからこそと言えるでしょう。
③塗布
REFINEで行う塗布の方法は、主に2つあります。
筆で直接塗るか、スプレーのような機材を使用して塗る方法。
使い分けとしては、色を付ける範囲の大きさで変えます。
広範囲ならばスプレーを使用した方がムラなく仕上げることが出来ますし、細かな作業には筆が向いています。
④仕上がり確認
塗布の後、完全に乾燥させてから仕上がりの確認をします。
乾かす前後で色が変化する場合もある為、最終チェックの後に修正を行う商品も。
「補色」は、「復元」を追い求めるリペアスタジオREFINEが誇る修理の1つです!
2-3.仕上がりはこちら!
いかがでしょうか?
補色をしている部分が悪目立ちすることなく、しっかりと商品となじんでいるところに職人の技術力の高さを感じますね。
2-4.料金と納期はこちら
<納期> 10日
お修理品がお客様のお手元に戻るまでの流れは、
リペアスタジオREFINEのアトリエにお修理品到着→見積もりご連絡→お客様に了承をいただいてからお修理スタート→出来上がり次第発送
です。
REFINEでは基本的に10日間納期をお約束しています!
<料金> 角4か所補色→8,800円(税込み)
*「補色」の修理料金は、商品の状態や修理箇所によって異なりますのでご了承ください。
3.まとめ
私たちは、お預かりした商品に「復元」を施してお返しすることを目標としています。
大切なものにトラブルが起こった際は、ぜひリペアスタジオREFINEへお任せください!
また、Twitterにて様々なお役立ち情報・リペアスタジオREFINEについて等、発信しています。
よろしければご覧ください!
それでは、また次のPageでお会いしましょう。
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