2020.11.25
こんにちは。リペアスタジオREFINEです。
お財布のファスナーは、トラブルがおこりがちな部分。
引手(ファスナーを開け閉めする際に引っ張るパーツ)が取れてしまったり、開かなくなったり閉まらなくなったり…。
お金や大切なカード類を入れているからこそ、いつも最善の状態で使用したいですね。
このPageは、「長財布」のお修理についてです。
今回お客様からご相談いただいた内容は、「小銭入れのファスナーが閉まらなくなってしまった」というもの。
ファスナーが閉まらなくなる原因は、下のページでお話した通りいくつか考えられます。
↓ファスナーが動かない原因について解説したページはこちら↓
さて、今回は一体何が原因だったのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
目次
1.今回のお修理品はこちら!
お修理品の紹介です。
今回お預かりしたのは、「Cartier(カルティエ)」の長財布。

ボルドーとカルティエ2Cマークが印象的な「ハッピーバースデー」シリーズのお財布です。
これはブランド生誕150周年を記念して作られたシリーズで、エナメル調の素材が特徴。
ボルドーの他にもピンクやブラックなど多くのカラー展開があるので、お気に入りの色を見つけてみるのも楽しそうですね。
お預かり品の修理箇所は、小銭入れのファスナーです。
閉まらなくなってしまった原因を探ってみると、今回は「コイルファスナーの経年劣化」によるものでした。
コイルファスナーは素材が合成樹脂のため、メタルファスナーに比べると「開け閉めする際の負荷=繰り返し受ける力」に対して弱い傾向があります。
長くご愛用の財布でコイルファスナーが噛み合わなくなってしまうのは、よく聞くトラブル。
そしてコイルファスナーは劣化してしまうと、残念ながら元には戻りません。
その為、今回は「小銭入れファスナーの交換」で承りました。


*コイルファスナーって何?と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、ファスナーの種類を解説しているこちらのPageをご覧ください!
2.お修理完了です!


コイルファスナーを新しいものに交換し、縫い直しました。
使用するコイルファスナーは、数多く揃えているREFINE在庫の中から本体となじむ種類を厳選し、使用しています。
加えて、引手は元々付いていたパーツを使用しているので、全体の印象を変えることなく仕上げることが出来ました!
「じゃあ、革の引手がちぎれてしまった場合はもう直らないの?」と思っている方、ご安心ください!
引手が再利用できない場合は、作製することが可能。
その場合は似寄りの革・糸を使用し、元の引手とそっくりなパーツを職人が作り出します。
下は、引手作製のBefore After画像です。


この場合のお値段は、¥3,300(税込み)で承ります。
*商品の状態や使用する素材によって多少の値段変動があります。ご了承ください。
3.料金と納期はこちら
今回のお修理の納期と料金のご案内です。
<納期>
お修理品がお客様のお手元に戻るまでの流れは、
リペアスタジオREFINEのアトリエにお修理品到着
→見積もりご連絡
→お客様に了承をいただいてからお修理スタート
→出来上がり次第発送
です。
REFINEでは基本的に10日間納期をお約束していますが、今回はそれよりも早い8~9日でお客様へお届けすることができました。
<料金>
小銭入れファスナー交換→¥7,700(税込み)
*料金に関しては、お預かりした修理品の状態、交換するパーツの種類によって異なる場合がございます。詳しくはお見積りの際にご相談させていただきます。
4.まとめ
ファスナーが閉まらない、というトラブルはREFINEでもよく承る修理。
ファスナー修理は商品の状態によって、ベストな修理方法が異なります。
その都度適切な修理方法と見積もりをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください!
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それでは、また次のPageでお会いしましょう。
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